インターホンが鳴らない原因を調査!電池切れや配線トラブル?

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通話専用のインターホン

快適で便利な生活に欠かせないインターホン。特殊な環境でなければ不具合も少なく、ほかの電子機器と比較しても寿命が10年以上という優れものです。

しかし購入して数ヶ月や数年で、突然インターホンが鳴らないといったトラブルが起こることがあります

この記事では、インターホンが鳴らないときの対処法や、不具合の原因を自分で確認する方法をご紹介しています。ご自宅のインターホンが不調でお困りの方はぜひ参考にしてください。交換をお考えの方は、おすすめの最新式インターホンもチェックしてみましょう。

インターホンの不具合の原因は?

インターホンのディプレイに表示されるクエスチョンマーク

ある日突然「インターホンの音が鳴らない」などの症状が現れてしまったときは、電器屋さんや業者に修理を依頼するのもスムーズですが、まずはご自身でその原因を突き止めてみましょう。 不具合の原因は次のようなものがあげられます。

  • インターホン内部の結露
  • 防水機能低下による雨濡れ
  • 配線切れ
  • 親機の電池切れ
  • インターホンの劣化
  • 本体の劣化でできた隙間への虫の侵入

インターホンは屋外に設置されることを前提として作られているため、防水機能が備わっています。しかし劣化によって機能が低下したり、機器の隙間に雨が入ったりしてトラブルを起こすことがあるのです。

インターホンが使えないことによるデメリット

困っている男性

チャイムを押しても鳴らないインターホンをそのまま放置しておくと、どんなデメリットがあるか見ていきましょう。

  • 来客に気付かない

当然のことですが、来客や宅配があっても気付かずに迷惑がかかります。荷物の受け取りができない場合、配送センターまで不在票と身分証を持って取りに行くはめになることもありますよね。宅配ボックスが備わっている住宅ですと問題ありませんが、クール便や書留などは宅配ボックスでの対応はできません

  • 通話ができないので家の外に出て、対応することになる

インターホンが使えないとドアをノックされたり、大声で呼ばれたりすることになります。そして、その都度外に出て対応しなければなりません。訪問販売などのしつこい勧誘だった場合は大変です。インターホンの故障は生活に支障が出てしまうので、早急に対応しましょう。

インターホンが鳴らないとき、確認するのはこの2つ

手で作られた2

電池切れを確認

まず最初にご自身で確認できるのは、電池切れによる不具合です。インターホンが鳴らない原因として、もっとも多くあげられます。 マンションや戸建を購入したときや住み替えたときは、もともと備え付けてあることが多いので、トラブルが起こって初めて「電池式だったのか」と知る方も多いようです。

通常、2年間は電池を交換しなくてもいい仕様になっていますが、乾電池の液ダレやサビ防止のためにも、メーカーは1年での交換を推奨しています。

電池の交換方法

電池の交換方法を説明します。

  1. ドライバーを使って本体を壁から取り出す
  2. 本体か壁側にセットされている電池を取り出して交換する

使用済みの電池をすべて取り外したら、液ダレなどがないかを確認し、乾いた布でホコリなどを拭き取ってから新品の電池を入れましょう。

インターホンの配線を確認

配線が切れていたり、間違っていたりすると「チャイムが鳴らない」「通話ができない」などの症状があらわれます。確認は親機から始めていきましょう

親機の確認方法

  1. 電源プラグ式の場合は、きちんとコンセントにささっているかを確認
  2. 音量が最小や消音になっていないかをチェック
  3. 電源プラグ式はコンセントから抜いておきます
  4. ドラーバーを使って本体を外す
  5. 配線が切れていたら再度つなぎ合わせる

子機の確認方法

  1. 親機と同じようにドライバーを使って取り外す
  2. 配線が切れていないか確認する

このとき親機と正常に通話ができる状態ですと配線の不具合ではありません。子機の内部に問題がある場合は、業者に修理や交換の依頼をしましょう。

壊れたインターホンは修理?買い替え?

2つを比較する女性

修理で済ませるか買い替えるかは、修理費用の見積もりで決めるのが一番です。しかし最初から買い替えたほうがいいケースもあります。

  • 10年近く使用したインターホンは買い替えがオススメ

使いはじめてから10年近く経つ場合は、修理よりも交換がオススメです。 メーカーは商品の生産をやめてから7年ほどで部品の販売も終了します。またインターホンの部品を取り扱っている販売店が少ないということもあり、部品の取り寄せに時間やコストがかかってしまいます。

チャイム式をご使用の方は、この機会にモニター付きにグレードアップするのもいいですね。最新のモニター付きインターホンは1万円程度から販売されています。

インターホン修理費用の目安

地域や業者によってさまざまですので、あくまでも目安です。新設したい方は無料で見積もりをしてくれる業者を探して、予算を立てたうえで相談するのがオススメです。

  • 測定器を使用しない基本調査作業 5000〜6000円
  • 測定器を使って壊れた箇所を確認する作業 3000円程度
  • 親機や子機本体の取り外し 3000円程度
  • 本体の取り付け費用 6000円前後
  • サイズ違いによる取り付け穴の調整費 5000円〜
  • 配線の再取り付け作業 3000円〜
  • 防水効果や虫の侵入を防ぐ隙間埋め 3000円〜
  • インターホンの新設 要見積もり

インターホンの寿命は何年?

クエスチョンマーク

インターホンの寿命は「インターホン工業会」で目安が設定されています。一軒家は10年、マンションなどの集合住宅は15年と覚えておきましょう。

インターホンは年月が経つと劣化し、摩擦故障が生じて正常に作動しなくなる場合もあります。そのまま使い続けると、故障の頻度も上がり修理できない状態になってしまいます。

10年を経過すると修理も難しく対応できない可能性があるので、早めに買い替えることをオススメします。

インターホン取り替えの事例

ドライバー

インターホンの修理にはどのような事例があるか、詳しく見ていきましょう。

  • インターホンの劣化による不具合

インターホンが鳴らず困っていたのは、東京都の戸建てにお住まいの方。呼び出し音が鳴らず不便な思いをしているということでした。「交換が必要な場合は即交換します」ということで、インターホンを数種類持参して訪問。調査の結果、機器の劣化により本体が故障していたことが判明。新品と交換することになりました。

もともと設置されていたのは通話のみの受話器タイプで、新しくモニター付きを設置することに。古い本体を壁から取り外し、持参していた新品のインターホンを設置。通話やモニターに問題がないかをチェックして完了です。今までは声だけでの対応だったのに比べ、カメラで相手を確認できるので生活が便利になったと大変喜ばれています。

  • 落雷による故障

大阪府の戸建てにお住いの方から、「落雷のあとからインターホンの音が鳴らなくなった」という連絡が。調査すると、落雷がケーブルを伝ってインターホンの容量を超える高圧電気を流したことが原因のようでした。この場合は修理が不可能ですので、新しいインターホンに交換対応となります。設置後、チャイム音や通話ができることを確認。作業は無事に完了しました。

買い替えにおすすめのインターホン5選!

5の形をしたバルーン

インターホンの買い替えをご検討の方に、オススメの機能をご紹介します。 インターホン選びは「家族構成」や「ライフスタイル」が大きなポイントです。子どもが小さい、共働きで家を空けていることが多いなど、それぞれの家庭にあったインターホンを選んでいきましょう。

  • 取り付け簡単ワイヤレスインターホン

人気のワイヤレスインターホンは、専門の知識がなくてもご自身で簡単に設置できます。工事費も不要なので、初期費用は本体価格のみ。1万円前後から販売されているので、お手頃な値段で新品の導入ができ、設置したその日から使用できます。

現在使用されている機器が、壁の中から電源をとるタイプの場合、取り外すのに電気工事士の資格が必要です。電器屋さんや業者に依頼して対応してもらいましょう。

  • 家中どこでも対応可能なワイヤレス子機

人数が多い大家族や家事をしているとき、インターホンの音に気付かないという方も多いのではないでしょうか。そんな方には、家中どこでも持ち運びができるワイヤレス子機がオススメ。

ベランダで洗濯物を干していても、お風呂掃除をしていても、子どもがワイワイ騒いでいても、エプロンのポケットなどに入れておけば来客に気付かないといったことを防止できます。モニター付きの子機ですとさらに安心です。

  • 二世帯住宅を便利につなぐインターホン

プライバシーを守りたい二世帯住宅。それぞれにインターホンを設置して、不在時は代わりに対応してもらえると嬉しいですよね。それを叶えたのが転送機能を備えたインターホン。外出する前に転送機能をセットしておくと、来客があったときに、もう一方の世帯へ自動転送されます。

また世帯間の通話ができたりと、円滑なコミュニケーションもとれる優れものです。

  • 外出先でもスマホで対応できる最新式インターホン

最新のインターホンは、外出先でもスマートホンで対応できる優れた機能が付いています。メーカーが開発したアプリをスマホにインストールするだけで、外でも家の中のどこにいても来客応対が可能。

外出が多い共働き世帯や、小さなお子さまやお年寄りがいる家族にもオススメしたい商品です。

  • 小学生のお子さまがいる家族向けインターホン

保育園が修了して小学校に通うようになると、一人で留守番をさせる時間が発生します。来客の対応も含め、お子さま一人ではやはり不安ですよね。

そんな方にオススメなのが、子機だけでなく親機にもカメラがついたインターホンです。離れていても、室内に設置された親機とスマートホンで顔を見ながら通話ができます。お子さまが携帯を保有していなくても、インターホンを使って会話ができる画期的な商品です。

  • モニター不要の通話のみタイプ

モニター付きがたくさん出回っていますが、今でも根強い人気をほこる通話のみのドアホン。戸建ての場合50%近いシェアがあります。シンプルなつくりで、親機は受話器タイプやハンズフリーで通話できるタイプで展開されています。価格も3000円程度と安価ですので、初期費用がかからないというのがメリット。

ただ防犯ということを考えると、少し不安な点も残ります。

インターホンの機能で窃盗から家を守る

録画機能つきインターホン

インターホンは来客を知らせるだけでなく、防犯という役目を果たしてくれるアイテムです。平成30年に起こった侵入による窃盗被害は一軒家が26%、3階建以下の住居が20%と全体の半分近くを占めています。4階建以上の場合は9%と低くなることから、オートロックが設置されていない戸建や、セキュリティが低いアパートなどが狙われやすい傾向にあることが分かります。

近年は空き巣などの手口も年々変化していて、鍵の解除方法などがインターネットで出回っている時代です。インターホンを設置し、犯罪から家族を守る方法をご紹介します。

録画機能で不審者を撃退

窃盗犯が使う手口に「インターホンで留守を確認してから窓やベランダから侵入する」というものがあります。これに阻止するのがインターホンの録画機能。最近のインターホンには録画機能が備わっており、不在時でも来訪者を自動録画してくれます。何か犯罪に巻き込まれた場合、この録画を警察に届けることもできるため、犯人逮捕に貢献できる可能性もあるのです。

平成26年に6900件あった侵入窃盗事件も、平成30年には4500件と大きく下回っているのは、インターホンの録画機能が大きく貢献しているかもしれませんね。

(参考:警視庁ホームページ 平成30年中の侵入窃盗の傾向

警視庁もオススメする防犯対策

防犯対策の一環として、警視庁はシャッターの設置や補助錠を取り付けることをすすめています。さらに泥棒を寄せつけない手段として、センサー付きライトの設置やカメラ付きインターホンの導入を紹介していることから、インターホンの重要性がうかがえます。

空き巣や泥棒の気持ちになると、カメラ付きインターホンの前を通るのも遠慮したいのではないでしょうか。

まとめ

今回は、インターホンが鳴らない原因と、インターホンの買い替えに関する情報をお伝えしました。この記事のポイントとして押さえてほしいのは、つぎの

  • インターホンの不具合は電池切れや配線切れ、機器の劣化により発生する。
  • 10年以上同じインターホンを使用している方は、修理よりも買い替えがオススメ。
  • インターホンは来客の対応に便利なだけではなく、優れた防犯機能がある。

空き巣やどろぼうの侵入を防ぐためにも、最新のインターホンがオススメです。家族構成や生活スタイルに合わせて、最適なインターホンを選びましょう。