原因はアンテナ?!台風後にテレビが映らないときの対処法と今後の対策!

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「台風の後からテレビが映らない!」

 

電源は入れ直した。配線もいじった。でもやっぱり映らない!

「てことは、もしかして原因はアンテナ・・・?」

 

スマホで簡単に情報が手に入るようになったとはいえ、テレビが見られないと、なんだか周りに置いていかれる気がして不安になってしまいますよね。

また、「テレビが見れないせいでいつものルーティーンが狂ってしまう!」という人もいるのではないでしょうか?

台風後にテレビが映らなくなる原因はいくつかありますが、電源や配線をチェックしても異常がなかった場合、みなさんお察しの通り、アンテナが原因の可能性が高いです。

アンテナは屋根の上に設置されていることが多いため、雨や風の影響を受けやすく、劣化もしやすくなっています。
そのため、金具がゆるんで向きが変わってしまったり、強い風の影響でアンテナが倒れてしまうことはよくあります。

倒れたアンテナを放置しておくと、テレビが映らないだけでなく、家族や近所の方にケガをさせてしまうなど二次被害の危険性もあり、とても危険です。
ですので、これ以上心配ごとを増やさないためにも、早めの対処が必要です。

と言っても、アンテナの修理方法なんて正直よくわからないですよね(笑)

 

「アンテナの向きって、自分で調節すればまた映るようになるの?」
「倒れたアンテナって自分で撤去していいの?」

 

などなど、アンテナに関しては不明な点が山ほど・・・
そこで今回は、台風後にテレビが映らない原因とその対処法を、アンテナに関する知識がなくても理解できるようにわかりやすく解説していきます。

また、今後の台風で同じようなことが起こるのを防ぐため、台風からアンテナを守るための対策もご紹介します!

それではさっそく、まいりましょう!

台風後にテレビが映らない原因と対処法

まず大事なのは、テレビが映らなくなった原因を突き止めることです。

台風後にテレビが映らなくなる原因は主に4つです。

テレビが映らない原因

パッと紹介されただけでは、自分の場合どれが原因でテレビが映らないのかわかりませんよね。
アンテナが倒れるなど、目で見て明らかにわかるものは別ですが・・・

そこで、「こんな状態の人はこれが原因の可能性が高い!」という基準をざっくり紹介したいと思います。
あなたが今置かれている状態をチェックし、何が原因でテレビが映らないのか見当をつけてみましょう。

パターンごとの原因

ただし、これはあくまで基準ですので、他の原因も十分考えられます。
もし複数の項目に当てはまった場合は、すべての原因と対処法に目を通してみることをオススメします。

また、「当てはまる原因の対処法を試したけど直らなかった!」という場合も、他の原因と対処法をチェックしてみてくださいね。

アパートやマンションの場合、もしかすると・・・

アパートやマンションなどの集合住宅では、共同で一つのアンテナから電波を受信している場合が多いです。この共同で使用しているアンテナを、共同アンテナと言います。

アパートやマンションなど集合住宅の場合、共同アンテナの不具合によってテレビが映らなくなっている可能性も考えられます。

共同アンテナに不具合が起きると、アパートあるいはマンションに住む全員がテレビを見られなくなることも・・・
その場合は、大家さんや管理会社に連絡して確認してみましょう。

大家や管理人に連絡した方がいい場合

それでは次から、考えられる4つの原因について、対処法とともに詳しく解説していきます!

①電波が遮られている

まず考えられるのが、台風による雨の影響で電波が遮られている可能性です。
この状態は、地デジよりもBSやCSなどの衛星放送によく見られます。

しかし、電波が遮られる現象は一時的なものです。
ほとんどの場合は、台風が過ぎ去れば元の状態に戻り、テレビも映るようになります。

電波が遮られている場合の対処法

②中継局が電波を出していない

台風による停電で、テレビを放送している中継局が電波を出せなくなることもあります。

自分の家だけでなく、周りの家でもテレビが映っていない場合、中継局が電波を出していない可能性が高いです。

中継局が電波を出していない場合の対処法

③アンテナの向きが変わった

冒頭でも言いましたが、アンテナは屋根の上に設置されていることが多いため、雨や風の影響を受けやすく、劣化もしやすいです。

アンテナ自体や、取り付け金具が劣化してくると、固定されていたアンテナがゆるみ、向きが変わってしまうこともあります。

では、なぜアンテナの向きが変わるとテレビが映らなくなるのでしょう?

テレビが映る仕組み
  1. テレビの中継局が電波を発信する
  2. 中継局から発信された電波を電波塔がキャッチする
  3. 電波塔からそれぞれの自宅アンテナに電波を送る
  4. 自宅のアンテナが電波をキャッチし、テレビが映る

 

自宅のテレビが映る仕組みはこのようになっています。

つまり、アンテナが受信しているのは電波塔から発信された電波です。そのため、アンテナの向きが変わってしまうと、電波塔から送られてくる電波をしっかり受信できず、テレビが映らなくなってしまいます。

このように、地上波放送は地上の中継施設を使って電波を発信しています。

それに対しBS/CS放送は、人工衛星を使って家庭に電波が発信されており、別名「衛星放送」と呼ばれています。
BS/CSアンテナは衛星から直接電波を受信するため、特に向きに敏感で、少しずれただけでも映らなくなってしまいます。

アンテナの向きが変わった場合は、テレビ画面にエラーコードが表示されている可能性が高いです。

テレビの画面に「E201」「E202」などのエラーコードが表示されていませんか?

エラーコードについて

それでは、アンテナの向きが変わってしまった場合はどう対処すればいいのでしょう?

この場合、対処法は2つあります。

アンテナの向きが変わった場合の対処法

これを読んでいるみなさんの中には、

「できることなら自力で安く直したい・・・!」

と思う方も多いのではないでしょうか?

業者に依頼するといくらかかるのかわからないし、業者選びに失敗して低レベルな工事で高いお金を請求されてしまう可能性も・・・なくはないですよね。

しかし、先ほども言いましたが、自力での修理はあまりオススメできません。

アンテナの修理は屋根の上での作業がほとんどです。そのため、誤って転落してしまう可能性や、ケガをしてしまう可能性が非常に高くなります

たとえば、昨年2019年9月に発生した台風15号。
台風15号で被災した千葉県では、屋根修理の際に転落してしまう事故が相次ぎ、少なくとも3人が死亡、101人が重軽傷を負ったという事例があります。

参考:日本経済新聞『台風被害の千葉、屋根修理で転落多数 停電2万9000戸』

 

「自力の方が安く済むから!」
「早く直したいから!」

その気持ちはものすごくわかりますが、ケガをしたり命の危険があっては元も子もありません。

ですので、安さや手軽さなど目先のことだけではなく、まずは安全面を第一に考えた上で行動することが大切です。

それでも「安く自力で直したい!」という方や、「うちの屋根は平面だから大丈夫!」という方もいらっしゃるかと思いますので、念のために自力でアンテナの向きを調整する方法もご紹介したいと思います。

 

アンテナの向きを調整する方法

アンテナの向きを調整する方法は、地デジアンテナとBS/CSアンテナで異なります。
そこで今回は、自力で調整する方法について、アンテナの種類ごとに分けてご紹介していきます。

地デジアンテナの場合

八木式アンテナ

こちらが地デジアンテナ(名称:八木式アンテナ )です。
なんだか魚の骨のような形ですよね(笑)

八木式アンテナはテレビアンテナの中では最も主流で、認知度も高いアンテナです。また、全国普及率も他のアンテナと比べて圧倒的!

受信感度が非常に良好なため、昔から人気を誇っています。

屋外に設置する地デジ用アンテナには、もう一つデザインアンテナという名前のアンテナもありますが、こちらは壁やベランダの柵に設置するタイプで、形も平面になっているので風の影響で向きが変わることはほとんどありません。

ですので、ここでは八木式アンテナの調整方法のみご紹介したいと思います。

調整の手順

① 電波塔の位置を確認する

電波塔

まずは、テレビの電波を発信している電波塔がどの方角にあるのか確認しましょう。

電波塔の位置については、A-PABという▶︎コチラのページでだいたいの目安を確認することができます。

 

A-PABの使い方

①住所または郵便番号を入力する

A-PABの使い方①

②「地図から探す」ボタンを押して検索

A-PABの使い方②

③電波塔の場所と自宅からの方角を確認

A-PABの使い方③ 調べるのがめんどくさい人は・・・

② アンテナのまっすぐになっている方を電波塔に向ける

アンテナの真っ直ぐになっている方を電波塔に向ける

次に、アンテナのまっすぐになっている方を電波塔に向け、角度を調節していきましょう。

※アンテナの角度は、テレビで受信強度を確認しながら調節します。
そのため、作業を行うには、アンテナの角度を調整する人とテレビの前で受信強度を確認する人の2人が最低でも必要になります。

③ 受信強度を確認しながらアンテナの角度を調整する

確認画面

だいたいの向きを合わせたら、次はテレビで受信強度を確認しながら細かく角度の調整を行っていきます。

十分な受信強度が確認できたら調整は完了です。

受信強度の確認方法

受信強度の基準はメーカーやテレビの機種によって異なります

受信強度が60以上なければ十分とは言えない場合もあれば、30以上で十分な場合もあり、ここではっきりとした基準を示すことができません。

ですので、受信強度を確認する際には、まず取り扱い説明書でお使いのテレビの受信強度をチェックしましょう。

 

BS/CSアンテナの場合

パラボラアンテナ

次に、BS/CSアンテナの調整方法についてご紹介します。

上の写真がBS/CSアンテナ(名称:パラボラアンテナ)です。
白くて丸いお皿のような形が特徴です。

BS/CSアンテナは角度がほんの少しズレただけでも映らなくなることがあるので、要注意です。

こちらも、作業する際には角度を調節する人テレビで受信強度を確認する人が必要となるため、最低2人以上で作業を行ってください。

調整の手順

① 調整は晴れている日に行う

晴れた空

先ほども言いましたが、BS/CS放送は人工衛星から直接電波を受信しています。

そのため、山や建物などの障害を受けることなく電波を届けることができますが、天気が悪いと電波が弱くなるという弱点もあります。

確実に調整するためにも、事前に天気の確認はしっかり行いましょう。

② アンテナの仰角を調整する

仰角を調整

「まず仰角ってなんだ?」

と思った方が大勢いると思いますので、まずは仰角について説明します。

仰角とは、水平線を基準とした上向きの角度のことです。

仰角について

手順

まずは、仰角(上向きの角度)を衛星の方角に合わせ、仮固定します。
ボルトは完全にしめて固定するのではなく、少し緩めた状態で仮固定し、いつでも調節できるようにしておきましょう。

仰角は地域によって異なりますが、アンテナの角度を調節する金具の側面に「地域表示シール」というものが貼ってあり、地域ごとの角度の目安はそこで確認することができます。

「地域表示シールが貼ってない!」または「見れない!」という方は、▶︎コチラのサイトで地域ごとに仰角・方位角(左右の角度)を一覧紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

③ アンテナの左右の向きを調整する

方位角を調整

アンテナの上下の角度は調整したので、次は左右の角度(方位角)を調整していきます。

方位角の調整の仕方

  1. アンテナの両端を持ち、方角を確認しながらアンテナの向きを南に合わせる
  2. アンテナをゆっくり南から西に動かしながら、もう一人がテレビで受信強度を確認する
  3. ゆっくり動かして数秒止める作業を繰り返し、受信レベルが最大になるポイントを探す
  4. レベルが最大になったポイントで、方位角の固定ボルトを仮固定する
  5. 仮固定していた仰角を再度調整し、レベルが最大になったところでボルトを固定する
  6. 最後に方位角のボルトをしっかり締め、確実に固定する

※アンテナが電波を受信してからテレビの画面に反映されるまでにはタイムラグがあるため、ゆっくり動かして、角度をズラすごとに数秒止まるようにしましょう。

受信強度の確認方法

BS/CSアンテナは衛星の方向にきっちり角度を合わせないと受信できないため、角度は1度単位で細かく調整を行わなければなりません。

ほんの数ミリのズレを何度も修正したりと心が折れそうになることもあるので、作業には根気強さが必要です。

 

ここまで自力での調整方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

自力で直す場合には、ケガのないよう安全には十分気をつけて行ってくださいね。

また、

「やっぱり自力で直すのは不安だ・・・」
「業者に依頼してみようかな・・・」

という方は、この記事の中で業者についての情報もご紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

④アンテナが倒れたor落下した

アンテナが倒れたり落下したりしてしまうと、当然ですがテレビは映りません。
そのため、台風が過ぎた後は、まずアンテナに異常がないか目で確認してみましょう。

確認するときは、

  1. 台風が完全におさまって安全になってから確認すること
  2. 無理して屋根に上がらないこと

この2点に注意してくださいね。

 

アンテナが倒れる原因は、アンテナが高所にあることや部品の劣化、屋根の劣化などさまざまです。しかし、場合によってはアンテナが倒れていてもテレビが映ることもあります

実は、この状態が一番危険です!

なぜかというと、倒れたアンテナを放置しておくと、二次被害の可能性が出てくるからです。

倒れたアンテナを放置する危険性

では、アンテナが倒れた、または落下した場合はどのように対処したらいいのでしょう?

アンテナが倒れたor落下した場合の対処法

また、ここまで紹介してきたどの原因にも当てはまらない場合は、一度業者に見てもらうことをオススメします。

業者であれば素人にはわからない原因も突き止めてくれますし、見積もりは無料で行ってくれるところが多いです。ですので、「まずは業者に問い合わせて無料の見積もりを行ってもらい、納得がいかなければお断りする」というのが最もおトクな方法だと思います。

ちなみにみなさん、「業者は高そう・・・」と不安になっていませんか?

修理費用に関してはおそらく不安な方が多いと思います。

ですので、ここで一つ修理が安く済む方法をご紹介したいと思います。

修理は安く済む?火災保険を利用しよう!

業者に依頼することを検討しているみなさん。
どうせ頼むなら、もちろん安い方がいいですよね?

そこでまずチェックしていただきたいのが、火災保険に加入しているかどうかです。

「え?火災保険?火事じゃないよ!」

そうなんです。火事じゃなくても火災保険は利用できるんです。

もともと火災保険とは、火災だけではなくさまざまな災害に対応した全方位型の住宅保険です。そのため、強風や大雨、豪雪などの災害による被害にも適用されます
ちなみに、火災保険を利用すれば、多くの場合アンテナの修理費用は0円になります!

ただし、加入している火災保険の契約内容にもよるので要注意です。

火災保険の中には、強風や大雨、豪雪による被害で破損したアンテナの修理には適用されないという契約内容になっているものもあります。
また、適用範囲でも0円にはならず、いくらか差し引いた金額を支払わなければならないことも・・・。

他にも、「フランチャイズ方式」「免責金額」といった方式もあります。

フランチャイズ方式は、自然災害による損害額が一定以上になった場合のみ保険が適用されるものです。設定金額に満たなかった場合は保険が適用されず、全額自己負担になります。
免責金額は、契約するときにあらかじめ一定の事故負担額を決めるものです。その場合、損害額から免責金額を引いた金額が保険金として支払われます。

このように、同じ火災保険でも、契約内容によってアンテナに適用されるかどうかは異なるため、まずはご自分の火災保険の契約内容を確認してみましょう
契約内容は、加入している保険会社のHPからログインすると、マイページで確認できるようになっているところが多いです。

現在、火災保険に加入していない人は、今後いつまた台風による被害が発生するかわかりませんので、今のうちに加入しておくことをオススメします。

ただし加入する際には、強風や大雨、豪雪などの災害による被害も契約内容に含まれているかどうか確認するのを忘れずに!

自力での修理は難しい?無理せず業者に依頼しよう!

アンテナの向きが変わってテレビが映らない人、アンテナが倒れたまたは落下してしまった人は、自力で修理するよりも、業者に修理をお願いすることがオススメです。

業者というと「修理費が高くつく!」というイメージがある人も多いかと思いますが、長期的な目で見ると、業者に修理を依頼する方が安く済むこともあります。

では、まずは業者に依頼するメリットと、実際に業者は何をしてくれるのかについて見てみましょう!

業者に依頼するメリット

  1. 危険な作業をいっさいしなくていい
  2. 的確なアドバイスをくれる
  3. 何度も修理する手間が省ける

 

1.危険な作業をいっさいしなくていい

圧倒的なメリットは、危険な作業をしなくていいことです。
業者は屋根上作業のプロですから、すべて任せておけば安心。部屋の中でぼんやりしていてもオーケーです(笑)

混雑していなければ即日対応してくれるところもあるので、案外業者に依頼した方が早く直る場合もあります。

 

2. 的確なアドバイスをくれる

修理業者はアンテナのプロなので、私たち素人では気づかないような小さな傷や故障にも気づき、今後のための的確なアドバイスをしてくれます。
たとえば、私たち素人の目では一見まだ使えそうなアンテナでも、プロの視点から見ると実は買い替えが必要だったり・・・

もちろん、その結果追加オプションで修理費が高くなってしまう可能性もありますが、長い目で見るとプロのアドバイスに従った方が安く済むことが多いです。
人によっては、「今回は修理だけでいいのに・・・」という場合もあるかと思いますが、そう言った場合にはお断りして修理のみを依頼することも可能ですので、まずはプロのアドバイスを聞くだけ聞いてみて、納得がいかなければお断りすることをオススメします。

また、アドバイスはあくまで親切で言ってくれる業者が多いですが、中にはぼったくりの悪徳業者もいます。

優良業者と悪徳業者を見分けるコツ

  • 見積もりが無料かどうか
  • 見積もりの内訳や詳細を説明してくれるかどうか
  • 作業内容や修理が必要な理由について詳しく説明してくれるかどうか
  • 修理後の保証があるかどうか

 

業者に修理を依頼する際にはこの4つのポイントを確認し、悪徳業者に引っかかる危険性を回避しましょう。

 

3. 何度も修理する手間が省ける

これまでアンテナの向きを調整する方法など、自力での修理方法をいくつか紹介してきました。ですが、やはり自力での修理と業者に依頼するのでは、修理のレベルやクオリティが全然違います。

先ほども言いましたが、素人が自力で修理を行っても、またすぐ向きが変わってしまったり、倒れてしまう可能性があります。そうなると、台風のたびに何度も修理をしなければならない、アンテナ修理の無限ループに陥ってしまう可能性も・・・!
それって余計にお金がかかりますよね(笑)

何度も自力で直す手間やコストを考えたら、最初から業者に修理をお願いする方が楽ですし、何より安く済みます。

お見積もりをして気に入らなければキャンセルもできますので、まずは気軽にお問い合わせをしてみることをオススメします。

修理までの流れ

業者に修理を依頼する場合は、次のような流れで進みます。

修理までの流れ

作業時間の目安は2〜3時間です。

即日対応の業者もありますので、なるべく早く修理をお願いしたい場合は、お問い合わせの際にどのくらいの時間でこられるのか確認してみましょう。

依頼する前に確認しておくこと

業者への依頼方法ですが、住んでいる家の形態によって異なります。

居住形態による違い

また、安く済ませるためにも、火災保険に加入している方は契約内容を確認し、アンテナの修理に保険が適用されるかどうかチェックしておきましょう。

業者に依頼するといくらかかる?

では、実際に業者に修理を依頼すると、どのくらい費用がかかるのでしょう?
費用の相場をご紹介する前に、まずはどのようにして修理費用が決定するのかご説明します。

修理業者のホームページに掲載されている金額は、あくまで目安や最安値です。
修理費用は、アンテナの種類や取り付け場所など様々な要因によって変動するため、はっきりと「いくらです!」と言い切ることができません。

料金が決定するまでの基本的な流れとしては、業者に現地まで来てもらい、アンテナの状況や設置場所を調査してもらったのち、正確な金額が確定します。
優良な業者であれば、現地でお見積もりをした後、料金の内訳や作業内容についてしっかり説明を行った上で契約となります。

そのため、ここではいろいろな業者を比較して、だいたいこれくらいが目安かな?という範囲を相場としてご紹介しますが、あくまで目安の金額です。場合によってはここで提示した額より高くなる可能性も十分ありますが、ご了承ください

では、業者の相場について、修理の内容ごとに分けてご紹介していきます。

アンテナの調整

アンテナの向きや固定金具の調整を行う場合の費用は、10000円が最安値です。
そこからアンテナの状態や作業状況などを確認し、金額が上乗せされていく形になります。

ただし、屋根が急角度だったり、3階以上の高さになると費用が上がる可能性があります

アンテナの再設置

倒れたアンテナを再び設置する場合にかかる費用は、15000円が最安値です。
こちらも同様に、アンテナの状態や作業状況によって金額が上乗せされていきます。

しかし、アンテナの破損や劣化が激しい場合には、アンテナ本体の交換費用や処分費用もかかります。
その場合には、アンテナの修理代込みで25000円〜が費用の目安となります。

アンテナの撤去のみ

アンテナの撤去のみにかかる費用は15000円が最安値です。
こちらも一部例外として、屋根が急角度だったり、3階以上の高さになると費用が上がる可能性もあります。

また、撤去のみを依頼する場合に多いのは、現在使用していたアンテナがもう使えない状態で、新しくアンテナを買い替える例です。その場合には、撤去にかかる費用とは別に新しいアンテナを買う費用もプラスされます。
さらに、新しいアンテナを設置してもらう費用もかかるため、結果的にアンテナ代を含めて10万円近くかかってしまう場合もあります。

ただし、最近では設置工事が必要ない室内アンテナも増えているため、そちらに交換する場合、設置費用はかかりません

今後の台風に備え、これを機にアンテナ本体の買い替えを検討してみてもいいかもしれませんね。

 

業者の相場は以上になります。

人によって修理にかかる費用は異なると思いますが、ちゃんとした業者であれば修理代の相場はこのようになります。

逆に、あまりにも相場からかけ離れた金額を請求される場合は要注意です。その場合は、見積もりの段階で一度お断りして、ほかの業者にもう一度見積もりをお願いしてみましょう。

台風からアンテナを守るには?今後のために対策しよう!

最後に、今後の台風に備えてアンテナを守るための対策をご紹介します。

台風でアンテナが故障する一番の原因は、屋根の上にアンテナが設置されていることです。

何度も言いますが、屋根の上は遮るものが何もなく、雨や風の影響を非常に受けやすくなっています。そのため、まずはアンテナを屋根から下ろすことが一番の解決策です。

では、屋根から下ろしたらどこにアンテナを設置すればいいのか。

屋根以外にアンテナを設置できる場所は主に4箇所です。
ただし、アンテナの種類によって設置できる場所は限られてきます。

設置できる場所

「うちのアンテナじゃ設置できないけど、ここに設置した方が安全そう・・・!」

という場所があれば、これを機にアンテナを新しく変えてみるのもオススメです。

また、最近では室内アンテナという、部屋に設置できるタイプのアンテナもあります。
こちらはいつでも手の届く場所にアンテナを設置できるのでメンテナンスがとても楽ですし、何より台風の影響でアンテナが倒れる心配もありません

興味のある方は、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。

ベランダに設置する

ベランダに設置されたアンテナ

テレビの電波塔がある方向にベランダがあり、目立つ障害物がない場合は、ベランダにアンテナを設置することが可能です。

設置の際は屋根の上からアンテナを下ろす作業も含まれますので、危険防止のため業者に依頼することをオススメします。

業者に設置を依頼する際には、あらかじめベランダに設置する旨を伝えておくようにしましょう。

ベランダに設置するメリット

屋根裏に設置する

屋根裏

屋根裏は普段あまり立ち入ることがなく、デッドスペースになっている場合が多いのではないでしょうか。

もしもスペースがあるのであれば、屋根裏にアンテナを設置することも可能です。

ただし、屋根裏に設置しても電波を受信できるのは地デジアンテナのみで、電波の強度や向きに敏感なBS/CSアンテナは屋根裏への設置には向きません。

また、屋根の素材によっては設置できない場合もあります。

屋根裏に設置できる条件は以下の通りです。

  1. 屋根裏に通じる点検口がある
  2. 縦横の幅1メートル、高さ1メートルほどのスペースがある
  3. 屋根の素材が金属以外(瓦、スレート(コロニアル)などはOK)

 

屋根裏に設置するメリット

 

壁面に設置する

デザインアンテナ

壁面に設置できるアンテナは「デザインアンテナ(または平面アンテナ)」と言って、壁に固定するタイプの地デジアンテナです。
アンテナを壁面に設置するには、地デジアンテナをこのデザインアンテナに変更する必要があります。

デザインアンテナはこのように壁に設置するため、強風によってアンテナの向きが変わってしまう恐れはほとんどありません。また、デザインアンテナというだけあって見た目もおしゃれで、家の景観を損ねることもありません。そのため、最近ではデザインアンテナに交換する人も増えているようです。

デザインアンテナの相場は、工事費込みで約30000円〜45000円です。

また、デザインアンテナ+ブースターも購入する場合は、工事費込みで約45000円〜70000円が相場になります。
※ブースターとは、受信電波が弱い場合に使用する電波の増幅装置のことです。

ちなみに、こちらのデザインアンテナは値段もお手頃で評価も高くオススメです。

 

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デザインアンテナのメリット

 

室内アンテナに変える

室内アンテナ

先ほども軽く紹介しましたが、最近では家の中に設置できる室内アンテナも増えてきています。
こちらは屋外アンテナと比較するとコストが安く、アンテナ自体も安いのが特徴的です。

一般的に屋外アンテナの相場は50000円〜100000円ですが、室内アンテナの相場は3000円〜25000円と、その差は圧倒的です。
また、配線工事や設置工事も必要ないため、その分のコストを抑えることもできます。

ネットでも購入できるオススメの室内アンテナはこちら。

 

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室内アンテナのメリット

 

まとめ

いかがでしたか?

ここまで、台風でテレビが映らなくなった原因とその対処法、今後の対策について紹介してまいりました。

何度も言うようですが、屋根の上での作業は本当に危険ですので、なるべく自力ではなく業者に修理を依頼することをオススメします。
どうしても自力で修理をする場合には、手順に従い、くれぐれもケガのないよう気をつけて行ってくださいね!

また、安く修理を行うためにも、火災保険を利用することも忘れずに。

台風は毎年やってきます。どんなに来るなと願っても彼らは必ず現れ、私たちの生活をめちゃくちゃにして去っていきます。

ですので、今後また同じような被害を受けないためにも、目先の問題を解決するだけでなく、これからのことを考え、早いうちから次の台風に備えて対策をしておくことが重要です。

みなさんが元の生活を取り戻し、台風が来ても安心してテレビが見られるようになることを心から祈っております!