コウモリは見た目がちょっと不気味。そんなコウモリが家の中に入ってきて、しかも住み着いてしまったとしたら、すぐにでも何とかしたいですよね。
しかも、コウモリは夜行性の動物です。夕方から夜にかけて活動するので「夜になると騒音が気になって眠れない…」というお悩みもあると思います。
では、コウモリはどのようにして暗闇の中を飛び回っているのでしょうか。また、夜行性のコウモリを駆除するとしたら、どのタイミングで駆除するのが適切なのでしょう?
ここでは、
・暗闇を飛び回るコウモリの目の特徴
・コウモリの特徴を抑えた駆除のポイントについて、解説していきます。
コウモリが家に侵入してきたときの参考にしてみてくださいね…!
目次
コウモリの目は夜行性・昼行性によって見え方が異なる
夜行性のコウモリは、夕方から夜にかけて活発に動き回ります。夕方、まだ外が明るいうちに外を飛び回るコウモリを見て、コウモリの目はどのような見え方をしているのかと、不思議に思ったことはありませんか?
実は、夜行性のコウモリの目は発達していません。それなのになぜどこかにぶつかることもなく飛び回れるのかというと、超音波や聴力に頼っているからです。
中には視力が発達している種類(例:オオコウモリ)もいますが、夜行性の種類が圧倒的に多いです。
夜行性のコウモリは、昼行性のコウモリと比べて視力が弱いですが、微量の光を探知することができます。そのため、太陽の位置も確認できると言われています。太陽が沈む位置や方角を感知して、太陽の光を頼りに巣にもどっているとも考えられています。
しかし、中には視力が発達しているコウモリがいます。視力の発達しているコウモリとして有名なのがオオコウモリという種類のコウモリです。
オオコウモリは夜行性ではなく昼行性であるため、視力が発達しています。
日本にいるコウモリは、ほとんど夜行性だった!
コウモリの種類もたくさんありますが、日本に多いのがアブラコウモリと呼ばれる種類です。アブラコウモリはほぼ日本全国に生息しています。
日本に多いアブラコウモリは、夜行性です。そして、民家に住みつくコウモリの大半がアブラコウモリです。
アブラコウモリは主に屋根裏や軒下を生息場所として、昆虫を主食としています。1〜2センチといったわずかな隙間からでも侵入してきてしまうため、注意が必要です。
夜行性コウモリは、超音波を頼りに空を飛んでいる
夜行性のコウモリは視力が弱いため、超音波を使って、周囲との距離をはかっています。
発した超音波が対象物から跳ね返ってくるエコーを頼りに、位置や速度、大きさなどを把握しています。これをエコロケーションと呼びます。
夜行性のコウモリは、外敵から襲われにくい夜に活動するために、エコロケーションを発達させたと考えられています。
コウモリ被害に合っているなら、早めの対処が重要です
日本に多く生息しているアブラコウモリは、わずか数センチの隙間からでも民家に侵入してきてしまいます。そのため、駆除も一筋縄ではいきません。
まずは、コウモリが家に住みつくとどのような被害があるか、その危険性を理解しておきましょう。
第一は、音による被害です。コウモリが羽をばたつかせて飛び回っていると、うるさくて気になりますよね。ときには、騒音で眠れないことも出てくるでしょう。
そして第二は、糞による被害です。コウモリは小さな体の割に沢山エサを食べます。エサをたくさん食べるということは、それだけ糞の量も多いということです。
しかも、コウモリの糞にはウィルスや病原菌が含まれています。コウモリの糞をそのまま放置しておくとダニなどが発生してしまい、さらなる二次被害を引き起こす危険性もあります。
ダニが増えるとアレルギーリスクが高くなると言われています。特に、抵抗力が弱い高齢者や小さい子供がいる家庭では要注意です。
コウモリは屋根裏や軒下といった部分に住みつくので、住み着かれていることに気付くのが遅れてしまうことも多いのも大きな問題です。
コウモリが好む場所は人の目に触れにくい場所なので、気付いたときにはすでに糞が大量に発生している可能性も考えられます。その上、コウモリが出産してしまったら大変です。個体数が増えると、それだけ被害の危険度も高くなってしまいます。
そうならないためにも、コウモリを見つけたら、できるだけ早く駆除するのがおすすめです。
コウモリは鳥獣保護法によって保護の対象とされています。誤って捕獲したり、傷つけたり、殺してしまったりしたら処罰の対象となってしまうので、駆除は業者に依頼するのがオススメです。
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自分で駆除する場合は、以下の記事でくわしい駆除方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
『コウモリを確実に駆除するためにやるべきこと、効果があった駆除グッズの紹介!』
まとめ
今回はコウモリの目の見え方や被害について、まとめました。 コウモリには昼行性と夜行性がいます。そして、コウモリの目は見えていないのではなく、超音波を使って周りの状況を確認しているのです。
夜行性のコウモリは夜に活動するため、対処が難しいのです。しかし、放っておくとコウモリによる糞や騒音被害が心配です。もしも、コウモリが家に入ってきたら、早めに駆除することをおすすめします。
この記事のポイントとして抑えて欲しいのは以下3点です。
- 夜行性のコウモリは、超音波を使って周囲の状況を確認している
- コウモリは糞による被害が深刻。人間に健康被害が及ぶ危険性も。
- コウモリ駆除は鳥獣保護法があるため、素人には難しい
ポイントをおさえて、コウモリを正しく対処してくださいね!