イタチを罠で捕獲したい!イタチ被害解決までの4つの流れを徹底解説します

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イタチ

▼すぐに捕獲の流れを知りたい方はこちら▼

こんにちは!
sumical編集部の佐々木です。

突如家に侵入してきたイタチ。
「早めになんとかしなきゃ…」と考えているうちに、このような被害に悩まされていませんか?

  • なんだか家の中が臭い気がする…
  • 天井に大きなシミができた!
  • 夜中に足音が聞こえてうるさい!

これらはすべてイタチがもたらす特徴的な被害です。
放置すると家の資産価値は下がり、あなたの健康にも重大な被害をもたらします。

しかし、イタチを勝手に駆除してはいけません。
特に罠を使った捕獲にはさまざまな規制がされており、自力で実行する場合には自治体からの許可が必要なんです。

さらに、イタチは見た目に反して凶暴な性格をしています。
不用意に近づくと噛みつかれたり、鋭い爪で引っ掻かれたりすることもあるため大変危険です。

これらの理由から、正しい知識がない状態で行うイタチの捕獲はおすすめできません。

しかしご安心ください!
あなたが正しくイタチ被害を解決できるように、この記事では

  • 正しくイタチを捕獲する方法
  • 罠で捕獲する以外にイタチ被害を解決する方法

について詳しくご紹介いたします。

イタチをすぐにでも家から追い出してしまいましょう!
それではまいります!

自力でのイタチ捕獲が難しい理由

自力でのイタチ捕獲が難しい理由

イタチ被害を解決するために、イタチを罠で捕獲することは可能です。
しかし、捕獲に関する正しい知識のない方が自力で実行するのは、以下の3つの理由からおすすめできません。

  1. 鳥獣保護法で保護されている
  2. 凶暴な性格で、危険が伴う
  3. 捕獲の難易度が高い

それぞれについて詳しくご説明しますね。

1.鳥獣保護法で保護されている

イタチは鳥獣保護法という法律で保護されています。

そもそも鳥獣保護法とは、鳥獣の保護や狩猟の適正化を通して、生物の多様性の確保や生活環境の保全を図るために制定された法律です。
万が一違反してしまうと、懲役1年以下または100万円以下の罰金が課されることもあります。

参考:環境省 狩猟制度の概要

鳥獣保護法によって、イタチの駆除はどの程度規制されているのでしょうか?

日本に生息するイタチには大きくニホンイタチチョウセンイタチの2種類がいます。
実はこのイタチの種類や性別によって、施工できる駆除方法が異なるんです。

種類 性別 許可捕獲 狩猟
ニホンイタチ オス
メス × ×
チョウセンイタチ オス
メス

※自治体によって異なる場合があります。

許可捕獲とは鳥獣による被害を防ぐために、自治体の許可を得た上で捕獲することを指します。
また、狩猟とは狩猟期間において定められた猟法で捕獲することを指し、狩猟免許を持った人のみが実行できます。

イタチ被害を解決するために行う許可捕獲において、チョウセンイタチはオスメス関係なく捕獲可能です。
しかし、ニホンイタチは在来種のため、生態系を守るためにもメスの捕獲・狩猟は禁止されています。

実はこのイタチの種類や性別の見分け方が難しいんです。
そのため、誤って禁止されているニホンイタチのメスを捕獲してしまうことが多くあります。

見分け方として、尾の長さが体の半分以上あればチョウセンイタチと判断できます。
オスメスの区別は、体の大きい方がオスというふうにしか見分ける方法はありません。

しかし、素早く動くイタチの尾の長さや体の大きさを確認するのは容易ではないでしょう。
知識のある専門家ならまだしも、一般の方が見分けるのは困難です。

法律で保護されている以上、むやみやたらに捕獲することは厳禁ですよ。

2.凶暴な性格で、危険が伴う

イタチの性格はとても凶暴です。
雑食性で自分よりも大きいニワトリなども襲うため、たとえ人間であろうと攻撃してきます。

捕獲されたからといって大人しくなることもありません。
むしろ気が立ってさらに攻撃的になり、罠の隙間から爪を伸ばして引っかいてくることもあるほどです。

さらに、イタチの体表には多くの菌が付着しています。
万が一噛まれたり傷つけられたりすると傷口に菌が入り込んでしまい、病気になる可能性もあります。

3.捕獲の難易度が高い

警戒心が強いイタチは、たとえ大好物のエサがあってもすぐには罠に近づきません。
学習能力も高いため、一度捕獲に失敗してしまうとその罠に再び近づくことは中々ないでしょう。

イタチの習性を理解して、適切な位置に罠を設置する必要がありますが、知識や経験がないと難しい作業になります。

以上、自力でのイタチ捕獲がおすすめできない理由をご紹介いたしました。

3つの理由から、「やっぱり自力での捕獲はしない方がいいのかも…でもどうしたらいいの?」と不安を感じてしまった方もいることでしょう。

しかしご安心ください。
この記事の後半に捕獲以外でイタチ被害を解決する方法をご紹介していますので、ぜひご確認くださいね。
(クリックで該当箇所にスクロールします)

イタチを罠で捕獲する4つの流れ

イタチ捕獲用の箱罠

それでは次に、イタチを罠で捕獲する方法について解説いたします。
先ほど自力での捕獲がおすすめできない理由をお伝えしましたが、実際の流れもふまえて、自力で行うべきか判断してみてくださいね。

①許可を申請する

まずはじめに、お住まいの自治体にイタチを捕獲するための許可を申請しましょう。

提出する必要がある書類は、自治体によって異なります。
たとえば名古屋市で申請する場合、以下の4つの書類を準備します。

  • 鳥獣捕獲等許可申請書
  • 鳥獣捕獲等許可申請書(従業者)名簿
    ※複数人が捕獲に関わる場合
  • 捕獲をする場所の地図
  • 使用する用具の図面または写真

参考:名古屋市ホームページ 有害鳥獣捕獲許可申請

申請時には、以下の2点も確認しておくことをおすすめいたします。

  • 箱罠の貸し出しは行っているか?
  • 捕獲後のイタチの処分はどうするべきか?

自治体によっては箱罠の貸し出しを行っていたり、安楽死用のガスを貸し出してくれることもありますよ。
ただしほとんどの場合、自力での処分になります。
その場合にはこの後ご紹介する、処分方法を確認してくださいね。(クリックで該当箇所にスクロールします)

②箱罠を設置し、捕獲する

許可が下り次第、申請した内容にそって箱罠を設置します。

箱罠を購入する

自治体での貸し出しがない場合、自分で箱罠を購入する必要があります。

箱罠は捕獲後に運搬する可能性があることを考えて、大型ではなく小動物用のものを設置しましょう。
こちらの箱罠がおすすめですよ。

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簡単に組み立てられる構造のため、女性でも設置しやすい箱罠です。
さらに耐久性にも優れるため、捕獲したイタチが中で暴れても壊れる心配がありませんよ。

罠の設置場所

肝心の箱罠の設置ですが、設置する場所はどこでもいいわけではありません。
イタチをよく見かける場所にピンポイントで設置しましょう。
屋外に設置すると野良猫などを誤って捕獲してしまうことがあるため、なるべく屋内に設置することをおすすめします。

罠を設置するときのポイント

・エサにはイタチの好物を使う

罠の中には以下のようなイタチの好物を設置しましょう。

  • から揚げ
  • 魚肉ソーセージ
  • フライドチキン

これらは匂いも強いため、イタチをおびき寄せるのに効果的ですよ。
設置後は一日一回程度、罠にイタチがかかっていないか確認してくださいね。

・家への被害を最小限に抑える工夫をする

設置する際には罠の下にブルーシートなどを敷いておきましょう。

イタチは危険を感じると、肛門付近の臭腺から悪臭を撒きます。
その匂いは強烈で、周囲の床やかべに付着してしまうと数日間は匂いが取れないほど。
床や壁を悪臭から守るためにも、シートを敷いておくと安心です。

・作業時の服装に注意する

屋根裏や床下に設置する際には必ずマスク防じんメガネ手袋を着用するようにしましょう。

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イタチは一箇所にまとめてふんをする習性があるため、すみかとしている場所には大量のふんが堆積していることが多くあります。
さらに捕獲したネズミや鳥の死骸が落ちていることもあるんです。

ふんや死骸にはアレルギーの原因になるノミやダニが潜んでいるため、体内に取り入れないように必ず対策する必要があります。

③捕獲したイタチを処分する

イタチの捕獲が完了したら、自治体の指示に従ってイタチを処分する必要があります。

もし自分で処分をする必要がある場合、山中に放獣する方法が一般的です。

近くに山がない場合、イタチが入った罠を自家用車に乗せて山へと運搬しなければなりません。
この時、危機感を察知したイタチが車内で悪臭を放つ可能性があります。
車の中に匂いが染み付かないように、車に乗せる際にはシートや段ボールなどで箱罠ごと包み込み、中の悪臭が漏れ出さないようにしましょう。

また、イタチが入った罠を運搬する際には必ず厚手の手袋を着用して、ケガを未然に防ぎましょう。

④再発対策を行う

イタチがいなくなったからといって安心してはいけません。
再発対策を行わない限り、イタチ被害は再発してしまいます。

以下に示すような再発対策を必ず行いましょう。

食べ残し、ふんや巣を掃除する

イタチのすみかになっていた場所には、エサとして持ちこんだネズミや鳥の死骸、ふんが大量に残っていることがあります。
また、天井や壁に使用されている断熱材を引きちぎって、巣にされていることもあるんです。

これらのふんや巣には多くの病原菌が潜んでいるほか、ノミやダニも潜んでいます。
命に関わる病気に感染する可能性やアレルギーの原因にもなりますので、確実に処理しましょう。
処理後は次亜塩素酸ナトリウムを使用して、消毒まで行うと完璧です。

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さらに、イタチは自分がいた痕跡である、ふんなどの匂いにつられて戻ってくることもあります。
巣やふんを掃除することは再発対策にもなるんですよ。

侵入口を封鎖する

イタチはその体の細長さを利用して、3センチほどの隙間であっても侵入してきます。

侵入口として多いのは以下に示すような、換気口や屋根と壁のつなぎ目といったほんの小さな隙間です。

  • 基礎部分の床下換気口
  • 屋根と壁のつなぎ目
  • 老朽化によってできた壁の穴
  • エアコンと室外機をつなぐために開けられた穴

これらを金属製の網であるパンチングメタルなどで封鎖します。

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イタチは手先の力も強いため、スポンジなどやわらかいものをつめただけでは簡単に突破されてしまいます。
ボルトやネジでしっかりと固定してくださいね。

以上でイタチを捕獲する流れは完了です。
この記事の最後にイタチの捕獲に関するよくある質問をまとめましたので、もっと詳しく知りたい!という方はこちらからご確認くださいね。(クリックで該当箇所にスクロールします)

捕獲が難しいと感じたら…以下の方法を試してみましょう

「やっぱり自力での捕獲は難しいかも…」
ここまでお読みになって、そう感じてしまった方も多いことでしょう。

しかしご安心ください。
捕獲する以外にもイタチを家から追い出す方法はあります。

その方法は以下の3つです。

  • イタチが苦手なニオイで追い出す
  • 強い光で追い出す
  • イタチ駆除の専門業者に依頼する

詳しく紹介していきますね。

イタチが苦手なニオイで追い出す

イタチが嫌いな匂いを発生させる煙

イタチは嗅覚がとても発達しているため、次に示すような強烈な匂いを発するものを特に嫌います。

  • 害獣駆除用の忌避剤
  • 漂白剤
  • 木酢液

この中でも特におすすめなのが、害獣駆除用の忌避剤です。

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こちらの商品には木タールと呼ばれる成分が含まれています。
木タールにはイタチに山火事を連想させる効果がある成分のため、本能的に危機感を与えることができます。
固形タイプのため、作業が難しい屋根裏や床下でも簡単に投げ入れて設置できますよ。
雨などで成分が流される心配がないことも特徴ですね。

イタチのすみかや通り道に設置するだけで、イタチを家から遠ざける効果があります。

強い光で追い出す

イタチを追い出す強い光

強い光を浴びたイタチは、人間に見つかったと判断してその場からすぐ逃げ出してしまいます。

  • イルミネーション用の照明装置
  • CD
  • ホログラムシート

などを設置する方法が有効です。

ただし、照明などを使用すると近隣住宅にまで光が届いてしまい、夜中にまぶしいという理由からご近所トラブルに発展することもあります。

そこで、こちらのセンサーつきライトをおすすめいたします。

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センサーがイタチの動きを感知したときのみ強い光を発生させることができるため、トラブルにつながるリスクを最小限に抑えられますよ。

ただし、ご近所さんの方向にライトを向けないようにするなど、設置する場所や方向には十分注意してくださいね。

イタチ駆除の専門業者に依頼する

イタチ駆除専門業者の男性

これまで自力で捕獲する方法、強烈な匂いや光を用いて追い出す方法を紹介してきました。
しかし、最も早く・確実にイタチ被害を解決する方法は専門業者への依頼なんです。

「正直、専門業者に依頼するメリットってわかんないんだよね…」
「料金が高そうだから、なかなか依頼する気になれない…」

と考えている方も多くいらっしゃることでしょう。

そこで、自力でイタチを捕獲する場合と、業者に依頼した場合の違いを表にまとめてみました。

自力での捕獲 業者に依頼
捕獲許可の申請 自分で自治体に許可を申請する 代わりに申請を行ってくれる
箱罠の設置 箱罠を購入し、自分で設置する必要がある 用意した箱罠を、最も効果的な場所に設置してくれる
捕獲したイタチの処分 自分の手で安楽死させるか、山中で放獣する 代わりに処分を行ってくれる
再発対策 小さな侵入口でさえ見落とさずに探し出し、封鎖する必要がある すべての侵入口を探し、確実に封鎖してくれる
費用面のポイント 費用を抑えてイタチを捕獲できる 自力で行う場合に比べて料金がかかる
安全面のポイント 作業中、イタチに攻撃される可能性がある。 手間や危険な作業をすべておまかせできる

やはり1番のメリットは、あなたが面倒な手続きや危険な作業を一切することなく、イタチ被害を解決できることです。

デメリットとして料金の高さがあります。
しかし相見積もりという方法によって、最安値の業者を見つけることができます。
相見積もりとは複数の業者から見積もりを出してもらい、比較することです。

見積もりまでは無料でしてくれる業者がほとんどなので、数社から見積もりをもらい、金額と作業内容に納得した業者に依頼することをオススメします。

相見積もりの手間を省きたい方は、私が一押しの駆除業者、みんなの害獣駆除屋さんに無料の現地調査・見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか?

イタチの捕獲に関するよくある質問

それでは最後に、イタチの捕獲に関するよくある質問をご紹介します。

Q1.イタチはいつか勝手にいなくなるの?

A.いいえ、勝手にいなくなることはありません。

イタチはあなたの家が快適で住みやすいために住み着いたのです。
天敵である大型の猛禽類にも狙われず、雨風をしのげるその場所をなかなか出て行こうとはしません。

さらにイタチの被害を放置してしまうと、夜中に走り回る足音による騒音被害大量のふんによる住宅への被害健康への被害がどんどん拡大していきます。

いつか勝手にいなくなると思わずに、すぐに駆除をはじめましょう。

Q2.罠は自作できるの?

A.DIYに慣れていないと難しいでしょう。

捕獲されたイタチは、なんとかそこから脱出するために罠の中を暴れまわります。
力強い手足や鋭い牙を使って、罠を破壊しようとするんです。

それに耐え切れるだけの強度をもつ箱罠を自作するのは容易ではありません。
設計の知識や溶接などの特殊な技術も必要になってきます。

自治体から貸し出されるものや、市販の箱罠を使用しましょう。

Q3.一匹捕まえたら解決するの?

A.いいえ、家の中で繁殖している可能性があります。

イタチは一年に一度出産し、平均で3〜5頭、多い時には10頭ほど出産します。
さらに子どものイタチは3ヶ月ほどで成獣になるほど、成長スピードが早いんです。

そのため、住み着いてから時間が立っている場合には数多くのイタチが潜んでいることでしょう。

一匹捕まえたからといって満足せず、足音や気配を感じなくなるまで罠を設置し続けましょう。

まとめ

  • 罠を用いた自力でのイタチ捕獲は鳥獣保護法で制限されているため、おすすめできない
  • 捕獲する方法以外にも、忌避剤や強い光を用いることでイタチを追い出すことができる
  • 最も確実にイタチ被害を解決する方法は、専門業者へ依頼すること

この記事でお伝えした重要なポイントは以上の3点です。

決して無理をせず、少しでも不安に感じた方は専門業者への依頼を検討してくださいね。

あなたが1日でも早くイタチの被害を解決できますように。
sumical編集部の佐々木でした。