アシナガバチの巣を見かけたら、できるだけ早く駆除したいですよね。
基本的にこちらが攻撃しない限り、刺されることは少ないですが、たまたま巣にぶつかってしまった場合など、思わぬ形で被害に遭う危険性も考えられます。
急いで駆除したいところですが、じつはアシナガバチの巣を駆除するなら、晴れた日よりも雨の日に行うのがおすすめです。
この記事では、アシナガバチの巣を雨の日に駆除するメリットや注意点について詳しく紹介していきます。
目次
メリットは何?雨の日のアシナガバチの巣の駆除
アシナガバチの巣は、晴れた日よりも雨の日に駆除を行った方が作業がスムーズに進むと言われています。
なぜなら雨の日は、翅が濡れることでアシナガバチの行動が鈍りがちのため、巣を駆除する際にアシナガバチが逃げたり、アシナガバチから攻撃を受けたりする確率を減らすことができるからです。
アシナガバチは、スズメバチと比べると穏やかな性格の持ち主ですが、巣を攻撃されたときは巣を守るために必死に攻撃を仕掛けてきます。そしてアシナガバチの中には、スズメバチと同等の強い毒性を持つ種もいるのです。
雨の日に比べると晴れの日は、アシナガバチも活発に動き回るので、巣を駆除しようとしたとき、集団攻撃を受ける確率が高くなります。
巣を駆除しようとしてアシナガバチに刺されてしまったら大変です。安全に駆除作業を進めるためにも、雨の日を選ぶのがおすすめです。
雨の日にアシナガバチの巣を駆除するときの注意点
アシナガバチの巣を雨の日に駆除しようとしたときに、いくつかの注意点を心得ておく必要があります。
- 薬剤が雨で流れてしまいやすいので、多めに吹き付ける
巣を駆除するときは殺虫剤などの薬剤を吹きかけます。雨が降っていると、薬剤が流れやすくなるので、晴れているときよりも多めに吹き付けないと、効果が出ないことがあります。
- 足元が悪くなりがちなので、駆除の邪魔になりそうな物は片付けておく
雨によって足元がぬかるんでいたり、滑りやすくなっていたりする可能性があります。駆除の最中に転んでしまわないように、駆除の邪魔になりそうな物は前もって片付け、足元を見やすく、そして動きやすくしておきましょう。
- 香水や整髪料を付けない
整髪料や柔軟剤といった甘い香りは、アシナガバチを刺激する原因になってしまいます。雨の日で活動が鈍っているからと言って油断していると、被害に遭う危険性が高くなります。アシナガバチの巣を駆除する際は、たとえ雨が降っていても、服装や匂いには気を付けましょう。
アシナガバチの雨の日の過ごし方!
アシナガバチは雨の日が苦手ですが、では
「雨の日、アシナガバチはどのように過ごしているの?」
など気になりますよね。ここでは、雨の日のアシナガバチの過ごし方について紹介していきます!
アシナガバチも濡れるのは嫌!
アシナガバチは翅が濡れると飛びづらくなってしまうので、雨の日に外出することを嫌がります。
そのため、晴れた日であれば餌を取りに行くなど、外に出て活発に動きますが、雨が降っていると巣でおとなしくしていることも多いようです。
じつはこんなことも!巣が濡れたときのアシナガバチの行動
雨を十分除けられない場所に巣があると、雨水が巣に付いてしまいます。巣が雨で濡れてしまったときの、アシナガバチの取る行動が特徴的です。
アシナガバチは、巣についた水滴をあごを使って器用に取り、捨てようとするのです。それくらい濡れることを嫌います。
アシナガバチも雨宿り〜見つけたらどうする?〜
雨の日にベランダなどにアシナガバチがやってきたら、近くに巣があるのか、刺されないかなど、いろいろと心配になってしまうでしょう。
すぐにどこかに飛んで行ってくれれば問題ないのですが、ずっとベランダに居座られると、「ずっとこのままいるつもりなの?巣を作ろうとしているの?」となおさら困ってしまいますよね。
雨の日にアシナガバチがベランダに来ている場合は、雨宿りをしている可能性が考えられます。
雨宿りしているアシナガバチなら、雨が止めばどこかへ飛んで行くと考えられるので、雨が降っている間は様子を見ましょう。
もし雨が上がったあとも頻繁にアシナガバチがやってくるようなら、駆除を検討したり、巣を作られないよう予防策を取ったりすることをおすすめします。
まとめ
この記事で押さえてほしいポイントは以下の3点です。
- 雨の日は、アシナガバチの行動が鈍るので、巣を駆除するなら雨の日がおすすめです。
- 雨の日にアシナガバチの巣を駆除するときは、雨で殺虫剤が流れるのでいつもより多めに吹き付けるなど、雨の日特有の注意があります。
- アシナガバチがベランダに雨宿りのためにやって来ることがあるので、適切に対処することが大事です。
アシナガバチの被害に遭わないように、その特徴をしっかりと押さえて適切な対策をとりましょう。