「最近、鳩がしょっちゅうベランダに飛んできて、鳴き声がうるさい!」
「せっかく掃除しても、1日経つとまた鳩の糞が家の周りに大量に落ちている…。」
あなたはこんな鳩の被害にお困りではありませんか?そして
「鳩の被害は市役所に言えば、なんとかしてもらえるの?」
「なにか自分でできる対策はないの?」
など、鳩の被害にどう対処していいか、疑問をお持ちではないでしょうか?日に日に酷くなる鳩の鳴き声や糞のことを考えると、毎日がユウウツですよね。
そんな状態から少しでも早く抜け出せるよう、この記事では鳩の被害が発生したときの市役所の対応や自分でできる対策などについてお伝えします。鳩のお悩みを一気に解決して、不快な生活とはサヨナラしましょう!
役所の対応は地域によって違う!?
「鳩の糞が大量に落ちている」「鳩に巣を作られた」など、鳩の被害について市役所に相談した場合、役所でしてくれる対応は以下の2つです。
- 鳩に巣を作られないようにする方法や、巣を撤去する際の注意点を教えてくれる
- 鳩の捕獲許可の申請方法を案内してくれる
役所では地域住民に対して「鳩にエサをあげないでください」などの注意喚起はしています。
しかし、公共の施設で被害が発生したとき以外は、直接的には何も対応してくれないことがほとんどなんです。ちょっとガッカリですよね。
また、鳩は「鳥獣保護管理法」という、国の定めた法律で守られていることをご存じでしょうか。
もしも自宅に巣を作られてしまったら、巣が空であれば自由に撤去することができます。しかし、巣の中に卵やヒナがいる場合は、役所に申請して許可をもらわないと撤去できないんです。
鳩の捕獲や駆除については、自治体によって独自のルールを設けていることもあるので、法律の扱いについては、お住まいの地域の役所に直接確認してください。
自分でできる鳩よけ対策
鳩の被害で困っているのに役所で対応してもらえないなら、自分で何とかしなければなりません。 まずは鳩を自宅に寄せ付けないよう、次のような対策をしましょう。
- テグスを張る
手すりの上にテグスを張っておくと、鳩が手すりに止まりにくくなります。このときテグスは、少したるませて張るのがポイントです。ピンと張ると、鳩がその上に止まれてしまうので効果がありません。
- 忌避剤を塗布する
- ミントやバラのプランターを置いておく
鳩の嫌がる臭いで鳩を寄せ付けない方法もあります。市販されている忌避剤を鳩が止まりそうな場所に塗っておいたり、鳩が苦手とするミントやバラのプランターをベランダに置いておいたりすると効果があるようです。これなら簡単にできそうですね。
- ネットを張る
そして、鳩が巣をつくりそうな場所にネットを張っておくのも効果的です。鳩はエアコンの室外機やベランダのプランターなどの物陰に巣をつくることがよくあります。そういった狭い隙間に入られないよう、ネットを張って入り口を塞いでしまいましょう。
このような対策をして、自宅周辺を鳩の嫌がる環境にしておくことはとても大事です!!なぜなら、鳩は1度気に入った場所に何度もやってくるという性質があるからです。
ただし、これらの方法は鳩が飛来し始めて間もない初期段階にしか通用しません。鳩が1日中その場所で過ごしていたり、既に巣が作られていたりする場合は、専門の駆除業者に1度相談されることをオススメします。
鳩に棲みつかれてしまったら…?自力で対処するのが難しい理由
自宅のベランダなどに鳩に巣をつくられてしまったら、自力で対処するのは難しくなります。こうなってしまったら、プロの駆除業者に連絡しましょう。
その理由は、主に3つあります。
- 卵やヒナがいる場合、巣を勝手に撤去できない
まずは、鳩が鳥獣保護管理法で守られていることが問題です。もしも鳩を傷つけたり、卵やヒナのいる巣を勝手に撤去したりすると、法律で罰せられることもあります。でも、役所に申請して撤去の許可をもらうのは、手間な上に許可がおりるまで時間もかかってしまい大変です。
- 巣を撤去しても、鳩がまた戻ってくる可能性が高い
また、鳩は帰巣(きそう)本能がとても強いという性質をもっています。だから1度巣をつくると、たとえ巣を撤去されても何度もその場所に戻ってきて、再び巣を作ろうとするんです。
鳩は、他の鳩に対しての縄張り意識も強く、自分の落とした糞がある場所にも執着します。もしも家の周りやベランダに糞が落ちているなら、その全てを綺麗に除去しないといけません。
- 高所での作業は危険が伴う
そして、高所での作業は危険が伴いますので、これも自力で駆除することをオススメできない理由のひとつです。巣が手に届くところにあるならまだよいのですが、屋根の上などの作業は無理せず業者へ依頼しましょう。
ただ、業者に頼むと費用がかかってしまうのが難点ですよね。だからといって、鳩をこのまま放置しておくと被害はますます酷くなるばかりなんです。
鳩の巣を放置するリスク
鳩の巣を放置すると、鳩はその場所が安全だと認識してしまいます。 そうなると被害はますます広がり、以下のようなリスクが発生します。
- 鳴き声や糞害がMAXになる
1日中響く鳴き声や、大量の糞による悪臭は、自分や家族が困ってしまうのはもちろん、周りの家にも迷惑がかかってしまいますよね。万一ご近所トラブルになれば、また新たな悩みが増えてしまいます。
- 病気に感染する可能性がある
鳩の被害で1番の問題は、鳩から病気をもらってしまう可能性があることです。
鳩の身体や糞には、病原菌や寄生虫が潜んでいます。鳩に直接触らなくても、乾燥して舞い上がった羽毛や糞を埃と一緒に吸い込んでしまうと、さまざまな感染症にかかるリスクがあるんです!抵抗力の弱い子供やお年寄りは特に注意が必要です。
- 駆除が難しくなる
また、巣を放置する時間が長ければ長いほど、その後の駆除が大変になります。鳩はますますその場所に執着し、駆除しても何度も戻ってきてしまう可能性が高くなるからです。
このような被害が拡大する前に、やはりできるだけ早めに業者に連絡しましょう。
鳩の駆除を業者に依頼するメリット
業者に駆除を依頼する最大のメリットは「今すぐ鳩被害の悩みから解放され、その後、被害が再発する不安が減る」とういことです。
駆除業者では、次のような作業をまとめて請け負ってくれます。
- 鳩や巣の駆除
プロの業者は鳩を傷つけずに移動させるノウハウをもっていますし、撤去の申請も請け負ってくれるので、巣に卵やヒナがあってもすぐに撤去に取り掛かることができます。手間のかかる撤去の許可申請を自分でする必要がないのは、嬉しいポイントです。
- 糞の清掃・殺菌消毒
巣の撤去後は、糞を片付けてその場所を綺麗に洗浄し、殺菌消毒まで行ってくれます。これで病気感染の不安もなくなりますね。
- 再発防止対策
そして鳩の生態をよく知るプロの業者は被害状況に合わせた再発防止策をとってくれるので、鳩が戻ってきて、再び巣を作る可能性を減らすことができます。作業後の保証期間を設けている業者に頼めばより安心です!
このように業者に頼むと鳩被害は一気に解決します。費用はかかってしまいますが、これでもう鳩の被害に悩まされることなく安心して暮らせると思えば、決して高くは感じないはずです。
また、業者への連絡は早ければ早いほど費用を抑えられることも覚えておきましょう。
なぜなら業者は清掃や再発防止策の作業費用を「㎡あたり〇〇円」というふうに、作業面積で見積もることが多いからです。だから被害が大きくならないうちに、できるだけ早く駆除業者に連絡しましょう。
まとめ
この記事では、鳩の被害が発生したときの対処方法についてお伝えしました。
この記事のポイントとしておさえてほしいのは、以下の4点です。
- 市役所は鳩被害の相談にはのってくれるが、個人の家の対策はしてくれない
- 自力でできる鳩よけ対策は、鳩被害の初期段階までが効果的
- 鳩の巣にヒナや卵があると勝手に駆除できない
- 被害が大きくなる前に早めに業者に連絡すると、費用が安くおさえられる
みなさんのお宅で、一刻も早く鳩の被害がなくなることを祈っています!