「ガサッ…ガサガサッ…」
あなたは今、突然家に現れたネズミのせいで心底疲れ果てていることでしょう。
「もしかしたら寝てる間に顔の近くを横切るかも…」
そんな恐怖で、眠れない日々を過ごしていませんか?
こんにちは!スミカル編集部のオオタニです。
私もつい最近まで、ネズミの被害に悩まされていました…
うっかり出しっぱなしにしていたお菓子をかじられていたり、天井を走り回る音に悩まされていたり…
もうストレスが溜まって、爆発寸前でした。
家にネズミの気配を感じたら、一刻も早く駆除したいですよね。
ネズミの駆除には粘着シートや殺鼠剤(さっそざい)を使用するのが一般的です。
しかし、ここで問題点が一つあります。
それは、粘着シートによって捕獲したネズミや、ネズミの死骸は、あなた自身で処理しなければならないということです。
仮に生きたまま捕獲した場合、水に沈めて水死させる必要があるんです…
あなたを悩ませる迷惑な存在だとしても、かけがえのない一つの命、気が引けてしまいますよね。
かといって、殺鼠剤で家の中で死んでしまっても困ります。
その死骸は、あなたが責任を持って処理しなければならないのですから…
「ネズミを水に沈めるのも、死骸を処分するのもイヤ!」
そんなあなたのためにこの記事では、ネズミを傷つけることなく、家から追い出す方法をご紹介いたします!
あなたの平和な日常を取り戻すためにも、この記事を参考にしていただければ幸いです。
それでは参りましょう!
目次
ネズミを徹底的に追い出す!2種類の方法
それではさっそく、家のネズミを追い出す方法についてご紹介いたします!
今回ご紹介する方法は、次の2種類です。
- ネズミの苦手な匂いや味で追い出す方法
- 音や光で追い出す方法
それぞれの方法について、簡単にご説明しますね。
まず、ネズミが苦手な匂いや味を用いて追い出す方法についてですが、実はネズミは嗅覚や味覚が非常に発達しているんです。
その生態を利用して、ネズミが思わず逃げ出したくなるような匂いや味、具体的にはハーブの匂いや、辛味成分があるものを設置して追い出します。
この方法のメリットとしては、大掛かりな装置を必要とせず、比較的費用を抑えて実行できるという点です。
しかし、刺激の強い匂いや味をもつものを使用するため、人間やペットにも影響してしまう可能性があるんです。
そのため、小さいお子さんがいるご家庭や、ペットを飼っている場合にはあまりオススメできません。
次に、音や光を用いて追い出す方法についてです。
ネズミが不快に感じる超音波や強い光を浴びせて、ストレスを与え続けます。
すると、ネズミにとって快適だったあなたの家は一転して居心地の悪い場所になってしまうため、自然とその場を離れるようになるんです。
この方法は、ペットや人体への影響が少ないことがメリットになります。
一方、新たに機器を購入する必要があるため、コスト面で負担になってしまうというデメリットも…
ここまで2種類の方法についてざっくりとご紹介いたしましたが、私の個人的な意見としては費用を抑えて実行できる、匂いや味で追い出す方法をオススメいたします。
それぞれの方法についてはこの後さらに詳しくご紹介いたしますので、あなたの生活環境などを考慮して、ぴったりな方法を見つけてくださいね!
ネズミの苦手な匂いや味で追い出す方法
ネズミはあまり視覚が優れていないため、嗅覚や味覚を最大限用いてエサを見つけたり、自分がいまどこにいるのかを確認しています。
そこで、ネズミがよく通る場所やすみかにしている場所に、ネズミが苦手とする匂いや刺激の強い味をもつものを設置して追い出しましょう。
今回は、
- 忌避剤を使用する
- とうがらし(カプサイシン)を使用する
- わさびを使用する
- ハッカを使用する
この4種類についてご紹介いたします!
注意点として、これらを設置する場所はどこでもいいわけではありません。
ネズミの通り道やすみかとしている場所、家への侵入口を見極めて、ピンポイントで設置する必要があるんです。
ネズミは主に
- 天井裏
- 床下
- 壁の断熱材の中
- 普段あまり使用しない押入れの中にある、布団や段ボール
など、人目につきにくい場所をすみかにしていることが多いんです。
また、家への主な侵入口としては、
- 通風口
- 換気扇
- 屋根と壁の間
- 家と基礎の間
- エアコンの導入口にできる隙間
が考えられます。
しかし、足音などですみかとしている大体の場所はわかっても、ネズミがどこから侵入してきているかはわからない…という方も多いのではないでしょうか。
ネズミは2〜3センチ程度の隙間があれば侵入してくるので、たとえどんなに小さな隙間だろうと見逃してはいけません。
ここで役立つのが、ネズミの通り道にできるラットサインと呼ばれる黒ずみです。
ネズミは体が非常に汚れているため、通り道は必ずといっていいほど汚れています。
このラットサインを頼りに侵入口を発見してくださいね!
それではさっそく、忌避剤を用いた方法からご紹介していきます!
忌避剤を使用する
忌避剤から発せられる匂いを用いて、ネズミを家から追い出す方法です。
多くのネズミ専用の忌避剤は、ネズミが嫌がる天然ハーブを主成分にしています。
忌避剤には大きく
- 気になる場所にのみスプレーして使用する「スプレータイプ」
- 煙を家中に充満させ、手の届きにくい場所にまで成分を届ける「くん煙タイプ」
- 設置するだけで効果が最も長続きする「固形タイプ」
の3種類があります。
それぞれの特徴や、メリット・デメリットを解説していきますね!
スプレータイプ
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メリット
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デメリット
|
ネズミがよくいる場所にプシューっと吹きかけるだけで忌避成分がその場に付着し、ネズミをその場から遠ざけることができます。
多くの製品にはスキマに差し込めるように、細長いノズルが付属されています。
これによって、屋根裏に入るのが難しい場合にもスキマから噴霧できるんです。
しかし、固形タイプなどに比べると忌避効果が長続きしないため、定期的に何度も使用する必要があります。
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価格相場:500〜2,000円
くん煙タイプ
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メリット
|
デメリット
|
忌避成分を含む煙によって、広範囲にまで噴霧できます。
広い屋根裏などの場合、スプレータイプを用いると噴霧作業に時間がかかってしまいますが、くん煙タイプを用いると一度の使用で済むため、作業に手間がかかりません。
デメリットとしては、煙に含まれるハーブの匂いなどが家全体に染み付いてしまうことがあります。
また、パソコンなどの精密機械が故障する可能性もありますので、しっかりシートなどで覆ってから使用するようにしましょう。
主な購入先:Amazonなどの通販サイト、ホームセンターなど
価格相場:500〜1,000円
固形タイプ
価格 | ¥699 |
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メリット
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デメリット
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固形タイプにはゼリー状のものやゲルタイプなど、さまざまな種類があります。
その中でも特にオススメなのが、袋に入った分包状の製品です。
床下などの手が届きにくい場所には投げ入れることができるので、わざわざネズミがいるかもしれない場所に近づかなくてもいいことが嬉しいですよね。
また、忌避効果が1〜2ヶ月程度長続きする点も魅力の一つです。
一方、屋外などの風通しがいい場所ではあまり効果が見込めないため、注意が必要です。
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以上、忌避剤について解説いたしました!
しかし、「わざわざ忌避剤買うのめんどくさいな…」と感じてしまった方もいるのではないでしょうか。
そんなときは、家庭にあるもので代用してしまいましょう!
もちろん忌避効果はしっかりあるので安心してくださいね。
とうがらし(カプサイシン)を使用する
メリット
|
デメリット
|
忌避剤に使用されることも多い、とうがらしに含まれるカプサイシンという成分を用いた方法です。
人間が口にしても我慢ができないほど辛いとうがらしですが、ネズミの嗅覚や味覚は人間よりも遥かに高いため、より強烈に辛みを感じることでしょう。
より効果を高めるために、輪切りにしたものや、粉末状にしてばらまくことをオススメします。
ネズミをよく見かける場所や、気配を感じる場所に設置しましょう。
しかし、時間が経つにつれて匂いは薄れてしまうので、定期的な交換が必要です。
また、小さい子どもやペットが誤って口にしてしまわないように注意しましょう。
主な購入先:スーパーなど
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わさびを使用する
メリット
|
デメリット
|
刺激が強いわさびもネズミに対しては非常に有効です。
とうがらしに比べるとすでに冷蔵庫に入っている家庭が多いのではないでしょうか。
新たに購入する必要がなく、すぐにでも試してみることができますね。
とうがらし同様、ネズミの侵入口周辺に塗布しましょう。
ただし、わさびも時間が経つにつれて効果が薄れてしまうので、複数回の交換が必須になっています。
少しでも効果を長続きさせるために、乾燥しやすいチューブタイプのわさびではなく、粉末タイプのわさびを使用することをオススメします!
主な購入先:スーパーなど
価格相場:100〜500円
ハッカを使用する
メリット
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デメリット
|
忌避剤にも含まれることがあるハッカは、人間にとっては清涼感のある匂いですが、ネズミにとっては刺激が強すぎる、劇薬なんです。
さらに、ゴキブリなどの害虫も嫌がる匂いなので、使用すればネズミと同時に害虫対策もできますよ。
しかし同様の理由から、子どもやペットにも影響を与えてしまいます。
特に猫にとってハッカは肝臓に深刻なダメージを与える存在なので、使用はオススメできません。
また、妊婦にとっても刺激が強すぎるため、使用する際には十分注意してくださいね。
使用する際は小さな容器にコットンを入れ、そこにハッカを染み込ませて設置しましょう。
主な購入先:ドラックストアなど
価格相場:1,000円程度
「とうがらし」「わさび」「ハッカ」は小さい子どもやペットにとって、非常に刺激の強い成分を含んでいます。
家族のことを思ってネズミを駆除するはずが、逆に家族を傷つけてしまった…なんてことにならないように、設置場所、設置後の取り扱いには細心の注意を払いましょう!
以上がネズミの苦手な匂いや味を用いて追い出す方法です!
それぞれのメリット・デメリット、私オオタニの個人的おすすめ度を表にまとめましたので、「結局どれがいいの?」と悩んでしまう方は参考にしてみてくださいね!
メリット | デメリット | 個人的おすすめ度 | ||
忌避剤 | スプレータイプ | ・気になる場所にのみ、局所的に使用できる・屋根裏などの手が届きにくい場所に対しても使用できる | ・効果の持続性が高い | △ |
くん煙タイプ | ・一度の使用で広範囲に噴霧できる | ・部屋中に忌避剤の匂いが染み付いてしまうことがある・パソコンなどの精密機械が故障してしまう可能性がある | ◯ | |
固形タイプ | ・効果が1〜2ヶ月程度と長続きする | ・小さい子どもやペットが誤食してしまう可能性がある | ◎ | |
とうがらし | ・安価で手に入り、高い効果が見込める | ・匂いの持続性が低く、何度も交換する必要がある・小さい子どもやペットにも影響がある | ◯ | |
わさび | ・ほとんどの家庭に置いてあるため、気軽に実行できる | ・匂いの持続性が低く、何度も交換する必要がある・小さい子どもやペットにも影響がある | △ | |
ハッカ | ・ネズミだけでなく、ゴキブリなどの昆虫にも忌避効果がある | ・小さい子どもやペットにも影響がある・妊婦に対しても刺激が強い | ◎ |
音や光で追い出す方法
ネズミにとって不快な超音波や、強い光を用いた方法についてご紹介します!
ストレスを与え続けることであなたの家=居心地の悪い場所とネズミに認識させ、家から追い出してしまいましょう。
今回は、
- 回転灯を使用する
- 超音波発生装置を使用する
この2種類についてご紹介いたします!
実はこれらの方法には、多くの人が失敗してしまうポイントがあるんです。
それは、設置するときに超音波や光が届きにくい場所を作ってしまうこと。
たとえば、屋根裏に回転灯を設置するときにありがちなのが、柱に隠れて光が届いていない場所ができてしまうケースです。
ネズミにとっては安全地帯があるようなものなので、そこに逃げ込みます。そしてその場所で繁殖活動をしたりフンをしたり…好き放題するんです。
そんな状況を作らないためにも、しっかり光や超音波が届く範囲を確認しつつ、空間全体に効果があるように角度・方向を調整しながら設置する必要があります。
必要に応じて、複数台設置するようにしましょう。
それでは、設置するときのポイントをおさえつつ、回転灯を用いた方法から詳しく確認していきましょう!
回転灯を使用する
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メリット
|
デメリット
|
回転灯とは強い光を発するランプのことで、その名の通り発光部が回転するため、360度全域を照らすことができます。
私たちの身の回りでは、パトカーや救急車に使用されていますね。
ネズミは視覚には優れない生き物ですが、本能的に火を連想させる赤い光には強く反応し、その場から離れようとします。
そのため、さまざまな色の種類がある回転灯ですが、赤色のものを選ぶようにしましょう。
電源を必要としない、電池で動くタイプを購入すれば、場所を選ばずに設置できますよ。
さらに、忌避剤などを使用する場合と違って、健康上の被害を気にする必要がないことも嬉しいですよね。
しかし、強い光が家の外にまで漏れてしまうと、近所迷惑になってしまうことがあります。
また、強い光は熱を持ちますので、ホコリが多い場所で使用すると発火する危険があります。
しっかり掃除した上で使用してくださいね。
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超音波発生装置を使用する
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メリット
|
デメリット
|
ネズミは超音波を非常に嫌がります。
そこで、超音波を発生させるこの装置を使用してネズミを追い出しましょう。
ネズミからすると常に不快な音が聞こえているのですから…ストレスのあまりその場から逃げてしまいます。
ただし、ハムスターなどのげっ歯類の動物をペットとして飼っている場合、同じようにストレスを与えてしまうため、使用しない方がいいでしょう。
さらに、まれに聴覚が敏感なため、超音波が聞こえてしまう方がいます。
商業施設の入り口付近で、「キーン」という耳障りな音が聞こえたことはありませんか?
あれはまさしくネズミの侵入を防ぐための超音波の音なんです。
この音が聞こえたことがある方は、使用時に注意が必要です。
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価格相場:2,000〜4,000円
以上が音や光を用いて追い出す方法になります!
あらためて、それぞれのメリット・デメリットを、私オオタニの個人的おすすめ度を添えてお伝えしますね!
メリット | デメリット | 個人的おすすめ度 | |
回転灯 | ・煙や匂いなど、人体に影響を与える可能性がある成分を発生させない | ・設置場所によっては近所迷惑になる可能性がある・屋根裏などのホコリが溜まりやすい場所に設置すると、火災の原因になることがある | ◯ |
超音波発生器 | ・設置するだけで、広範囲に作用できる | ・ハムスターやウサギなどのげっ歯類のペットにも同じようにストレスを与えてしまう・慣れてしまったネズミには効果が薄い | ◎ |
いかがでしたか?
あなたにぴったりの方法は見つかりましたか?
ここで、ネズミ駆除でよくある失敗談を一つご紹介いたします。
それは、「最初は効果があったようですぐにネズミがいなくなったが、時間が経つと再びネズミが戻ってきてしまった…」というものです。
この失敗の原因は、追い出したことに満足してしまい、侵入口を塞ぎ忘れてしまったことです。
今回ご紹介した方法でネズミを追い出すことに成功した後には、しっかり侵入口を塞ぐようにしてくださいね!
塞ぐ方法についてはこの記事の「ネズミを追い出した後にすること:②侵入口を塞ぎましょう」で詳しく解説いたします。
さて、ここまで読んでいただいたあなたは今、本当に自分でできるのかな…と不安に感じていませんか?
知れば知るほど、不安になってしまうことは仕方のないことです。
そんな時は、ネズミ駆除の専門業者に一度相談してみることをオススメします。
豊富な知識と経験から、あなたに最適な方法を提案してくれますよ。
もちろん駆除自体をそのまま依頼することも可能です。
この記事の最後に現地調査・見積もりまでを無料で行ってくれる業者をご紹介いたしますので、ぜひご検討くださいね!
ネズミを追い出した後にすること:①巣やフンを掃除しましょう
ネズミが出入りしていたということは、あなたの家には巣が作られていたり、フンや尿をされている可能性があります。
ネズミの巣や排泄物には、感染症の原因になるさまざまな病原菌や、肌のかゆみを引き起こすイエダニが大量に潜んでいるんです。
そのため、ネズミを追い出すことに成功した後には、しっかり掃除することが欠かせません。
また、作業時には絶対にゴム手袋とマスクを着用しましょう。
可能であれば、ゴーグルを着用することが望ましいとされています。
まずはネズミの巣の撤去方法から、詳しく解説していきます!
ネズミの巣を撤去する方法
巣が残っているということは、ネズミにとって快適な場所が整っているということ。
撤去することで、ネズミが近寄りがたい環境を作ることが可能です。
被害の再発を防止するためにも、巣がある場合にはしっかり撤去しましょう。
巣は主に小枝や枯れ葉、段ボールなどのほかに、家の壁に使用されている断熱材などが乱雑に積み重なってできています。
巣のある場所としては、
- 天井裏
- 床下
- 壁の断熱材の中
- 普段あまり使用しない押入れの中にある、布団や段ボール
などにあることが多いんです。
このように、ネズミの巣は人の目につきにくい場所にあるため、なかなか見つけることは難しいでしょう…
そこで役に立つのが、ラットサインです。
ラットサインとはネズミが通った道にできる黒ずんだ跡のことで、巣の周辺にはこのラットサインが多く見られます。
ラットサインを頼りにネズミの巣を見つけたら、撤去開始です。
作業自体は簡単で、巣を拾い上げてゴミ袋に入れて捨てるだけで完了します。
巣の撤去が完了したら、巣があった場所をエタノールやアルコールで徹底的に除菌します。
というのも、病原菌やイエダニが床や壁に付着している可能性が十分にあるんです。
また、再び巣を作られないようにするために、周辺に小枝や枯れ葉、新聞紙などが落ちている場合には一緒に片付けてしまいましょう。
清潔な空間を保ち、ネズミが住みつかないような環境を作ることが大切です!
フンや尿を掃除するときのポイント
ネズミの糞や尿は、見つけ次第すぐに掃除する事が大切です。
先ほどもお伝えした通り、感染症の原因になるさまざまな病原菌や、肌のかゆみを引き起こすイエダニが大量に潜んでいるんですから…
「あれ?これってネズミのフンなのかな?」と気になっても、絶対に素手で触らずに、ゴム手袋とマスクを着用した状態で確認するようにしてください!
(フンを見分ける方法は、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご一読くださいね)
フンを見つけたとき、素手で触ってはいけないことに加えて、掃除機で吸ってはいけないという禁止事項があります。
たしかにいくら手袋をしているからといっても、フンを手で掴むにのは抵抗がありますよね…
そんなときについつい掃除機に手を伸ばしてしまいがちですが、フンを掃除機で吸ってしまうと、掃除機内部で菌が繁殖してしまうんです。
繁殖した菌は、掃除機を使用した際にフィルターを通って部屋中に蔓延してしまい、体内に入り込むリスクが非常に高くなります。
そのため、必ずゴム手袋をした手や、使い捨ての割り箸などで拾い上げましょう。
また、茶色がかった黄色が特徴の尿を見つけたら、薄めた漂白剤を染み込ませた雑巾を使って拭き取ります。
ネズミが屋根裏などに住みついていた場合、まれに天井に尿のシミができてしまう事があります。
この時も同様に、丁寧に拭き取りましょう。
ここで、フンや尿の処理が終わったら、欠かさずにその場所をエタノールやアルコールで除菌するようにしてください!
病原菌やイエダニを完全に除菌するために、細かいところまで徹底的に拭きあげることが大切です。
以上の内容をまとめると、このようになります。しっかりポイントをおさえてくださいね。
- フンや尿は、決して素手で触らずに、ゴム手袋やマスクを着用した状態で作業する
- フンを撤去する時は、掃除機を使用しない(フィルターを通って部屋中に病原菌が蔓延してしまうため)
- 尿は薄めた漂白剤を染み込ませた雑巾でキレイに拭き取る
- フンや尿があった場所は、エタノールやアルコールで徹底的に除菌する
見落とし厳禁!ネズミの通り道も除菌すると◎
ネズミによる健康被害は、巣や排泄物のみが原因になるのではありません。
ネズミの体にはたくさんのイエダニが寄生しているため、ネズミがただ通っただけの道ですら、イエダニが付着している可能性があります。
そのため、ネズミを見かけた場所はフンなどの有無に限らず、必ずアルコールやエタノールで除菌してくださいね。
さらに効果的なのは、ダニ専用の駆除剤を使用する事です。
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駆除剤にはスプレータイプやくん煙タイプなどがありますが、オススメは狭い隙間にまでしっかり成分が届く、くん煙タイプのものです。
しかし、ペットや精密機械への影響が心配な方はスプレータイプの駆除剤を使用してみてくださいね。
ネズミを追い出した後にすること:②侵入口を塞ぎましょう
ついにネズミの嫌な足音が聞こえなくなったな、と感じたら、忘れずにネズミの侵入口を塞ぎましょう。
侵入口を塞がない限り、ネズミは何度でもあなたの家に侵入してきます。
そして、再びネズミが戻ってきてしまったということは、あなたが実行した追い出す方法は、もう効果が見込めないことを意味しています。
せっかく費やした時間やお金をムダにしないためにも、そして何より、ネズミとの戦いに終止符を打つためにも、侵入口を塞ぐことは大切なんです。
まずはじめにやっていただきたいことは、本当にネズミが全匹いなくなったのかをしっかり確認することです。
もしまだ残っているのに塞いでしまうと、取り残されたネズミはあなたの家の中で餓死してしまいます。
その死骸は強烈な匂いを放ち、たくさんの虫も集まってきて…もうその光景を想像したくもないですよね。
ネズミが残っていないことを確認したら、さっそく塞いでしまいましょう!
ネズミはどこから侵入しているの?
まずはネズミがよく侵入しやすい場所についてご紹介します。
ネズミは主に
- 通風口
- 換気扇
- 屋根と壁の間
- 家と基礎の間
- エアコンの導入口にできる隙間
などから家の中に侵入してきます。
ネズミは2〜3センチ程度の隙間があれば侵入してきますので、「本当にそんなところから入ってくるの?」と感じてしまうような場所でもしっかり対策する必要があるんです。
また、ネズミの侵入口かどうかの見極めとして、ネズミの通り道にできる黒ずみ、すなわちラットサインが役に立ちます。
ラットサインが多くある場所の周辺には、侵入口がある可能性が高いんです。
侵入口は一つとは限りません。
見逃しがないようにしっかり確認したら、パンチングメタルと呼ばれる金属製の網などを用いて塞ぎましょう。
侵入口を塞ぎましょう
侵入口を塞ぐためには、パンチングメタルが多く使われています。
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金属製のため、劣化する心配がありませんね。
しかし、針金できつくしめたり、ビスなどを用いて頑丈に固定する必要があるため、設置が難しいケースがあります。
そのため、もし侵入口と思われる穴が小さい場合には、スチールたわしを詰め込むことでも塞ぐ事ができますよ。
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紙製のものやスポンジなどはネズミが食いちぎることができるため、使用しない方がいいでしょう。
塞ぐ作業自体は特別な技術を必要としないため、DIYなどを日頃から趣味にしている方であれば、そつなくこなす事ができるかと思います。
ただし、屋根付近などの高所にある穴を塞ぐ作業には落下の危険が伴いますので、決して無理はしないでくださいね。
少しでも不安に感じる方は、その道のプロに作業をお任せしてしまう方がいいかもしれません。
見落としがちなネズミの侵入口を、余すことなく塞いでくれるんです。
さらに、多くの専門業者は保証期間を設けているため、万が一再び侵入されてしまった場合にも、期間内であれば無償で対応してくれますよ。
やっぱり自分でやりたくない…そんなときは?
「やっぱりネズミは苦手…できれば誰かに全部やってほしい!」
そんな都合のいいこと、「みんなのネズミ駆除屋さん」にならすべてお任せできちゃうんです。
もちろんネズミ駆除の専門業者はたくさんありますが、その中でも「みんなのネズミ駆除屋さん」をオススメするのには理由があります。
みんなのネズミ駆除屋さんをオススメする理由
- 一年間の保証期間がある
- 都合が合えば、依頼した当日にでもきてくれる迅速さ
- 現地調査、見積もりが無料
- 見積もりの内訳を詳細に説明してくれる
などなど、私たち利用者にとって嬉しいサービスが充実しているんです。
特に、「見積もりの内訳を詳細に説明してくれる」ことについて、もう少しだけ詳しく説明いたします。
残念なことに、被害状況を誇張して説明、不必要な作業を行って、高額な料金を請求する悪徳業者が世の中には存在しているんです…
しかし、作業内容や料金見積もりの内訳を詳しく説明してくれる業者であれば、騙される心配もなく、安心して依頼できますよね。
あなたはもう十分ネズミの被害に悩んだことでしょう。
これ以上被害を拡大させないためにも、専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか!
まとめ
- ネズミを追い出す方法には、「苦手な匂いや味で追い出す方法」と「音や光で追い出す方法」の2種類がある
- 追い出した後には、ネズミの巣やフンの撤去を欠かさずに行う
- 被害の再発を防ぐためにも、侵入口をしっかり塞ぐ必要がある
これらのポイントをしっかりおさえてくださいね!
あなたが少しでも早く元の静かな日常に戻れることを祈っています。
以上、スミカル編集部のオオタニでした!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!