キジバトってどんなハト?鳴き声の特徴や毎朝うるさい鳴き声を止めるための対策

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木に留まるキジバト

「早朝から鳩の鳴き声がうるさくて眠れない!なぜこんなに早くから鳴いているの!?」

「屋根の上でよく鳴いているのはキジバトという種類の鳩らしい。でも、キジバトってどんな鳩?」

「どうにかして鳩が鳴くのをやめさせたい!…けど、どうすればいい?」

あなたは毎日うるさい鳩の鳴き声に、こんな疑問や悩みをお持ちではありませんか?特に、朝早くから鳴かれると、安眠を妨害されてイライラしてしまいますよね。

この記事では、そんなお悩みを解決をするために鳩が朝早く鳴く理由鳴き声がうるさいときの対策などについて詳しくお伝えします。正しい対処法を知って、今すぐ鳩の騒音から解放されましょう!

種類によって違う!?鳩の鳴き声の聞き分け方

耳をすませる女性

わたしたちが普段よく見かける鳩は次の2種類です。それぞれ鳴き声や見た目に特徴がありますので、簡単にご紹介します。

ドバト

グルグル」「ポッポ」など小さい声を喉の奥から絞り出すようにして鳴く。公園などに集団で生息している。首のまわりにエメラルドグリーンの模様がある。

キジバト

デーデー ポッポー」「ホーホー ホホー」など大きい声でリズムよく繰り返し鳴く。単独やペアで行動することが多い。羽にウロコのような模様がある。

それぞれどんな鳩かイメージできましたか?

朝に鳴く鳩は、キジバトだった!

キジバト

キジバトの鳴き声の特徴は「デーデー ポッポー」と大きい声でくり返し鳴くことでしたよね。それに加えて、キジバトには「毎朝同じような時間に鳴く」という特徴があるんです!

皆さんが早朝の騒音で悩んでおられるのは、このキジバトの鳴き声ではないでしょうか?

このキジバトの鳴き声、人間にとってはただうるさいだけですが、実はちゃんと意味があるんです。

では、キジバトはいったいどんな理由で鳴いているのでしょう。

キジバトが朝鳴くのはなぜ?

クエスチョンマーク

キジバトが鳴く理由は3つあります。

  • 縄張り争いのための威嚇をしている
  • オスからメスへ求愛している
  • 仲間に居場所を知らせている

キジバトはむやみに鳴いているわけではなく、大きい声で鳴くのには、ちゃんと意味があるんですね。

でも、早朝に特にうるさく鳴くのは何故なんでしょうか?

それは・・・

  • 目覚めたばかりの朝は、元気いっぱいで鳴き声も大きい
  • 人が活動していない早朝は、他の騒音が少ないので鳩の声が目立ってしまう
  • 朝は空気が澄んでいるので、鳩の声が響きやすい
  • 鳩は1日の行動パターンが決まっており、毎朝同じ時間に同じ場所で鳴く

などが主な理由なんです。「なんだ、こんなことが原因だったのか」と、ちょっと意外に思われたのではないでしょうか。

実際に、キジバトは1日中かなり大きな声で鳴いています。

ただ、わたしたち人間と行動の時間帯がちょっとずれているので、朝の鳴き声を特にうるさく感じるのです。確かに、せっかく気持ちよく眠っているところを妨害されると、どんなに美しい音色でも騒音になってしまいますよね。

では、朝からうるさいこの鳴き声をやめさせるには、いったいどうすればよいのでしょうか。

今すぐなんとかしたい!キジバトの鳴き声を止める対策

耳を塞ぐ男性

キジバトが自宅の屋根やベランダ、庭木などの上で鳴いているのなら、まずはそこに鳩をとまらせないようにするのが最も効果的です。

次のような防鳥グッズを利用して、これ以上自宅の周りに鳩をよせつけないようにしましょう!

おすすめの防鳥グッズも紹介しているページもありますので、興味がある方はチェックしてみましょう。

  • スパイク(剣山)

室外機の上など、鳩にとまられやすい場所に設置します。

  • ワイヤー(テグス)

ベランダの手すりの少し上にゆるくワイヤーを張ると、鳩が手すりにとまりにくくなります。

  • 防鳥ネット

ベランダの周りに張っておき、鳩がベランダへ侵入するのを防ぎます。

防鳥ネットを自分で張る際のポイントをこちらで紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

  • 忌避剤

鳩が嫌がる臭いで、鳩を寄せ付けません。鳩がとまる場所にシールを貼ったり、ジェルを塗布したりします。

対策グッズで効果がないときは…?業者へ相談してみよう!

電話している女性

「防鳥グッズを使っても効果がなかった」

「ベランダだけじゃなく、屋根の上にも鳩がいるので対策のしようがない」

こんなときは、専門の駆除業者に1度相談してみましょう。

業者に依頼されることをおすすめするのは、次のような理由からです。

  • 駆除に手こずると、被害がどんどん拡大してしまう
  • 鳩の巣内の卵やヒナは、国の許可がなしに勝手に撤去できない

被害の初期段階で駆除に失敗すると、その後も鳩の数が増え続けたり、巣を作られたりしてしまいます。

そして巣を作られてからでは自力で鳩を追い出すのは大変難しくなると思っておきましょう。鳩は帰巣(きそう)本能がとても強いという性質をもっています。そのため、たとえ巣を撤去しても、何度もその場所に戻ってきてしまうのです。

また、鳩は「鳥獣保護管理法」という国の定めた法律によって守られていることをご存じでしょうか。

この法律があるため、卵があったりヒナがいたりする鳩の巣を駆除するには、自治体へ申請し許可をもらわなければいけません。これでは手間も時間もかかってしまい、大変ですよね。

早朝に鳴き声がするということは、近くにキジバトの巣がある、または、これから巣を作ろうとしている可能性があります。

自力での対策に不安があるときは、巣が作られてしまう前に、なるべく早く業者へ連絡しましょう。もしそのまま何も対策をしないで放っておくと、鳴き声以外にもっと深刻なな被害が出る可能性があるんです。

放置すると危険!鳴き声以外にもあるキジバトの怖い被害

巣作りするキジバトの夫婦

キジバトの被害は、鳴き声による騒音だけではありません。もし巣を作られてしまうと、次のようにさまざまな被害が発生してしまいます。

糞害

鳩の被害でもっとも深刻なのは、この糞害です。糞の量が増えると、車や家の周りがすぐに汚れて掃除が大変になったり、洗濯物や布団が干せなくなったり、悪臭がしたり…、毎日がとにかく憂鬱になってしまいます。

感染症

鳩の糞や身体にはさまざまな病原菌が潜んでいます。空気中に舞う乾燥した糞や羽毛を人間が吸い込んでしまうと、病気に感染する可能性があり、大変危険です。

ノミ・ダニ

鳩のからだについているノミやダニが、干している布団やペットにうつってしまうことがあります。

このように、鳩が増えたときに本当に怖いのは鳴き声以外の被害なんです。

こうなってしまう前に、何とかキジバトの飛来を食い止めたいですよね。

でも自分で対処できるのは、被害の初期段階の「鳩を自宅の屋根やベランダにとまらせないようにする」ところまで、と思っておきましょう。

それ以上被害がすすんで困ったときや、自力での対策に不安があるときは、プロの業者へ駆除を依頼すると安心です!

まとめ

この記事では、キジバトの鳴き声に困ったときの対処法をまとめてお伝えしました。

ここでポイントとしておさえてほしいのは、以下の3点です。

  • キジバトの鳴き声に困ったら、防鳥グッズでキジバトを寄せ付けないようにしよう
  • 駆除に不安がある場合は、巣を作られる前に業者に相談しよう
  • 鳴き声だけではなく、糞や感染症、ノミ・ダニなどの被害にも注意しよう

早朝からうるさいキジバトを早く追い払って、毎日のイライラを解消してくださいね!