「昨日まで映っていたのに、テレビが急に映らない!」
「エラーコードが出てきたけど、どうすればいいの?」
いつもは見れているテレビが急に見れなくなると不便ですよね。
人気のドラマも見られない、子どもも不満そう、直すにもテレビのこともよくわからないし、修理もお金がかかりそう…ととにかくストレスが溜まってしまいます。
そんな時は、簡単に試せる解決策から試して、早くテレビを復活させましょう!!
この記事は、「アンテナやテレビ配線にまったく詳しくない人が、できるだけ自力で解決できる」ということを目指しています。
エラーコードやトラブルごとに原因と対処法を解説していますので、ご自身の状況にあった部分を見てみてください。
また、手を尽くした後で業者さんにお願いするときのポイントも載せていますので、最後まで一緒に頑張りましょう!
まず試すべき2つのポイント!
テレビが映らなくなったり、ノイズが入ったりトラブルの種類はさまざまですが、実はあることをするとすぐに解決する場合も多いんです。
それはテレビ・機器の再起動と、アンテナケーブルの確認です。
簡単にできるので、一緒に試してみましょう!
テレビ・機器の再起動
テレビやレコーダーなどの周辺機器の再起動をしてみましょう!
- 電源を切る
- コンセントを抜く
- 1〜2分待つ
- もう一度コンセントを挿し、つけてみる(テレビの主電源ボタンの長押し)
テレビに再起動ボタンがある方は、そちらを試してみるのもオススメです。
アンテナケーブルの確認
テレビは壁のコンセントのところにある「アンテナ端子」という丸い穴と、テレビの後ろの同じような丸い穴「アンテナ入力端子」を「アンテナケーブル(同軸ケーブル・テレビケーブルとも呼ばれます)」でつなぐことで映ります。
レコーダーを使っている場合は、レコーダーの「アンテナ入力端子」と壁の「アンテナ端子」をアンテナケーブルでつないで、その後でレコーダーとテレビをまたアンテナ線でつないでいます。また、「HDMIケーブル」というケーブルでもレコーダーとテレビをつないでいます。
それを踏まえて、チェックしてみるのがこの4つです。
- 地上波とBS・CS端子の挿す場所を間違っていないか
- 緩んだり、抜けかかったりしていないか
(一度抜いて、しっかり挿してみるのもよいです) - ケーブルの中の芯線が折れ曲がったりしていないか
- ケーブルが断線したり錆びたりしていないか
ケーブルが不調の原因かわからない時は、他のテレビにつないでみて、映るかどうかを確認してみましょう!
映らない時はケーブルの故障の可能性が高いです。
アンテナケーブル選びのポイント
アンテナレベルを上げたいとき、ケーブルに損傷があったときは、家電屋さんやホームセンターにアンテナケーブルを買いに行きましょう!
「よしケーブルを買いに来たぞ!でもどのケーブルを選べばいいの!?」
家電屋さんに行くと、アンテナケーブルって本当にたくさんあるんです。
ここではケーブル交換のポイントとして、買いに行く際に覚えておくべきことや、オススメの形を紹介します!
ひとまず他の対処法を見たい方は、以下からトラブルごとの対処法に飛びます。
アンテナケーブルを交換する際のポイントは全部で7つです。一つずつ見ていきましょう!
- 壁のテレビ端子の種類を確認しよう
壁のコンセント部にある端子のタイプを確認しましょう!
- F型端子:丸い形の差し込み口。最もよく使われているタイプ。
- 直付端子:ネジのついたもの
- フィーダー型端子:突起物が2つついている
- 先端の形を選ぼう
直付端子、フィーダー型端子の方は、専用のケーブルがありますのでそちらを購入してください。
F型端子の方のアンテナケーブルは先端の形で主に3種類に分かれます。- S型(ストレート)
最も一般的な形で、先端がまっすぐになっています。 - L型
L字のように、先端が折れ曲がっています。ケーブルを壁面に沿わせたいときに便利です。 - F型(ねじ込み型、スクリュー型)
先端がネジ式になっており、誤ってケーブルが外れることがないので小さい子どもにも安全です。(壁の端子がF型でないと使えません)
アンテナケーブルはAmazonなどの通販サイトでも購入できます。
実際の商品から先端の形をチェックしてみましょう!(2020年8月18日 17:00時点のAmazonの価格)
こちらは両端がF型(ネジ式)のものです。
しっかり接続できるので抜け落ちる心配がありません。(2020年8月18日 17:00時点のAmazonの価格)
こちらは片側がL型で、もう片方がS型(ストレート)のものです。
壁に挿しても出っぱらないL型と、テレビに挿しやすいS型の先端でオススメの形です! - S型(ストレート)
- 「75Ω(オメガ)」「テレビ用」と書かれたものを選ぼう
ケーブルにはテレビ用の他に無線用のものもあります。必ず「75Ω」か「テレビ用」と記載されたものを購入してください。 - 見たい放送に対応しているものを選ぼう
BS/CS用や4K/8K対応などでケーブルも異なります。確実に見られるものを選びましょう。 - 太さは4Cがオススメ
アンテナケーブルでは太さを【直径(mm)+C】で表します。直径が2mmのケーブルなら2Cとなり、2C〜4Cがお部屋の中で使われる太さです。
ケーブルは太いほど、電波を弱めることなくテレビに運べます。テレビ周辺で短い距離(1〜5m程度)をつなぐなら、細くて扱いやすい2Cでも大丈夫ですが、それよりも長くなる場合(5m以上)は頑丈で耐久性のある4Cがオススメです。
また、距離が短くてもケーブルの周りで人の移動があるような場合も、4Cの方がいいでしょう。 - なるべく短いものを選ぼう
ケーブルは短いほど、電波を弱めることなくテレビに運べます。使いやすいのは3m程度ですが、あまり長すぎないよう、壁とテレビの距離に従って合うものを選んでくださいね。 - 素材は金メッキ製がオススメ
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ケーブルの素材について、人気なのが先端が金メッキ製になっているものです。サビに強く、妨害電波もガードできます。選ぶ際の1つのポイントにしてみてください。
以上の7つが見るべきポイントです!
単純な買い替えの場合は、元々使っていたものを持参してもいいですね。
壁の端子の写真を撮っていったり、壁とテレビの距離(必要なケーブルの長さ)を測っておいたりするのもオススメです。
エラーコード・メッセージが表示されたら
・テレビ・機器の再起動
・アンテナケーブルの確認
上記の2つで直らない時はエラーコードから原因を考えてみましょう!
テレビの画面にメッセージとコードが表示されていませんか?
表示されないトラブルの方は、次の章のエラーコード以外のテレビのトラブルが起きたらへお進みください!
エラーコード一覧
エラーコードの一覧がこちらです。
コード | メッセージ | 対処法 | ||
E201 | 「信号レベルが低下しています。受信できる状態ではありません。」「降雨対応放送に切り替わりました」 | ケーブルの確認、アンテナの向き調節、天候の回復を待つ | ||
E202 | 「放送が受信できません」 | ケーブルの確認、チャンネル設定の確認、B-CASカードの確認 | ||
E203 | 「現在、このチャンネルは放送を休止しています」 | 番組の放送時間の確認、ケーブルの確認 | ||
E100(E101,E102) | 「B -CAS (C-CAS)カードを正しく挿入してください」 | B-CASカードの抜き差し | ||
E103 | 「このカードは契約されていません」 | 他のチャンネルにする | ||
E200 | 「放送チャンネルではないので、視聴できません」 | 他のチャンネルにする | ||
E204 | 「チャンネルがありません」 | 他のチャンネルにする、チャンネルの再設定 | ||
E205 | 「視聴条件により、視聴できません」 | STBのリセット | ||
E206 | 「購入受付期間を終了しています」 | 購入受付期間が終わったため、次回の購入を待つ | ||
E207 | 「視聴条件により、視聴できません」 | STBのリセット、視聴待機 | ||
E208 | 「ご契約条件により、ご覧いただけません」 | STBのリセット、視聴待機 | ||
E209 | 「衛星アンテナケーブルがショートしています」 | ケーブルの確認 | ||
E300 | 「購入できません。電話の接続・設定を確認の上、ご加入のケーブルテレビ局へご連絡してください」 | STBのリセット |
※STBとは?:STBとはセットトップボックスの略で、ケーブルテレビなどを見るために使うチューナーのことです。
この中でも特によく見られる4つのエラーコード(E201、E202、E203、E100)について、以下で詳しくご説明します。
E201「アンテナレベル(信号レベル)が低下しています」
E201は、アンテナレベルが一定値より低くなると表示されるエラーです。
原因には、悪天候、アンテナケーブルの接続不良、アンテナの向きがずれてしまったことなどが考えられます。
アンテナレベルとは?
ここで出てくるアンテナレベルとは、受信している電波の質(信号と雑音の比率)を表す数値です。正しいアンテナの向きを確認するために、目安として使われています。
アンテナレベルを確認してみましょう
アンテナレベルがよくわからないという方も、とにかく一度見てみましょう!
テレビのリモコンから確認できます。
例)Panasonic ビエラの場合 [サブメニュー]▶︎[視聴オプション]▶︎[アンテナレベル] |
例)シャープの場合 [ホーム]▶︎[設定]▶︎[テレビ放送設定]▶︎[アンテナ設定]▶︎[電源・受信強度表示] |
※テレビによって異なるので、詳しくはお使いのテレビの説明書をご覧ください
アンテナレベルの目安
アンテナレベルの目安は、BS・CSだと50以上です。
地デジの場合は、メーカーによって異なっています。
パナソニック | 44以上 |
シャープ | 60以上 |
三菱 | 50以上 |
東芝 | 22以上 |
日立 | 60以上 |
ソニー | 緑色(数値ではなく色で表示) |
上記以外のメーカーの方は、説明書や公式サイトでご確認ください。
E201の対処法・アンテナレベルを上げるには
アンテナレベルがどういうものかわかったところで、今度は対処法を見ていきましょう。
E201の原因は、悪天候、アンテナケーブルの接続不良、アンテナの向きがずれてしまったことなどが考えられます。
E201以外に、アンテナレベルにお困りの方も参考にしてみてください!
- テレビ本体やレコーダーの電源を入れ直す
一度コンセントを抜いて、1〜2分おいてまた電源を入れてみましょう。 - アンテナケーブルの接続確認
抜け緩みがないか、ケーブルを挿す場所に間違いがないか確認しましょう。 - アンテナケーブルの交換
ケーブルを他のテレビに挿しても映らない場合、ケーブルの故障が考えられます。ケーブル交換の手引きに従って、新しいものに交換しましょう。 - アンテナを正しい方向に向ける
強風や自然災害で向きが変わってしまった場合、調整が必要です。
ベランダにあるパラボラアンテナなどは自力で調整できますが、屋根にあるアンテナは危険なため、プロに依頼するのがオススメです。
自力でアンテナを調節する方法を、同じスミカル内の記事「原因はアンテナ?!台風後にテレビが映らないときの対処法と今後の対策!」で紹介しています。
安全に対処できそうな方はぜひ参考にしてみてください!
◯手順を試しても直らない場合
言われた通りに試してみたけど、やっぱりエラーが出てしまう…。
そんな時には以下の原因も考えられます。
- 悪天候:
回復するまで待ちましょう。回復してもテレビが直らない場合、アンテナ自体に影響が出たことも考えられます。 - アンテナの向く方に大きな建物や木が立っていることで、電波が弱い:
ブースターという電波を強める機械が必要かもしれません。
これらの原因に当てはまる、そもそも原因がはっきりしない、必要なアンテナケーブルやブースターがわからない、自分じゃアンテナ調整は危険そう…
そんな方はプロに一度相談してみましょう!
プロのアンテナ工事の専門業者の「みんなのアンテナ工事屋さん」では、無料で相談・見積もりをしてくれます。わからないことも親切・丁寧に教えてくれますよ。
E202「受信できません。アンテナの設定や調整を確認してください」
E202は、アンテナが電波を受信できない時に出るエラーコードです。原因は、悪天候やチャンネル設定の不具合、ケーブルの接続不良、アンテナの不具合、電波障害などさまざまに考えられます。ひとつずつ確認してみましょう!
- テレビ本体やレコーダーの電源を入れ直す
テレビやレコーダーの一時的な誤動作が原因の場合、再起動で直る可能性があります。
電源を切ってコンセントを抜いて、1,2分待ってもう一度電源を入れましょう。 - チャンネルを再設定する
チャンネル設定の不具合が原因の場合があります。チャンネルの再設定をしてみましょう!
「チャンネルスキャン」と言い、テレビのリモコンから設定できます。
機種やメーカーによって異なるので、詳しくは説明書やメーカーのサイトをご覧ください!例)シャープの場合
[ホーム]▶︎[設定]▶︎[テレビ放送設定]▶︎[チャンネル設定]▶︎[地上デジタル]▶︎ [地上デジタルー追加] - アンテナケーブルの接続を確認する
アンテナケーブルの接続不良も電波が受信できなくなる原因の一つです。
ケーブルの抜け緩みがないか、ケーブル本体の損傷がないか確認してみましょう。 - B-CASカードを入れ直す
ケーブルテレビの方は、「B-CASカード」というカードをテレビに挿入して番組を見ています。
カードの差し込みが甘かったり、傷ついていることでエラーが出ることもあります。
カードが折れたり、汚れたりしていないか確認してみましょう。 - アンテナの向きを確認する
自然災害の後で、アンテナの向きがずれてしまった可能性があります。屋根など高所にあるアンテナ調整は危険なので、プロに任せましょう。
◯手順を試しても直らない場合
紹介した手順を試したけれど、直らなかった…。
そんな時には下のような原因も考えられます。
- 地域の電波障害
地域の自治体のホームページで確認してみましょう。電波障害が起きている場合、相談窓口に連絡してみましょう。 - チャンネルの放送休止
- 台風や大雨などの天候の影響
これらは基本的に待つしかないものです。時間がたって、解決するのを待ちましょう。
これらに心当たりがない場合、手順を試しても原因がわからなかった場合、自分ではどうしようもない場合は、一度プロの「アンテナ工事の専門業者」に相談しましょう!
E203「現在このチャンネルは放送を休止しています」
E203は放送休止を示すエラーコードです。テレビ局が放送をしていないため、放送時間になれば直ります。しかし、まれに放送は行われているのに受信状態が悪く、エラーになってしまうこともあります。
- 放送休止のチャンネルでないか確認する
番組が放送している時間か、テレビや新聞、スマホの番組表で確認しましょう。 - テレビやレコーダーの電源を入れ直す
電源を切ってコンセントを抜き、1,2分置いて再び電源をつけてみましょう。 - アンテナケーブルを確認する
ケーブルの抜け緩みがないか、損傷していないか確認しましょう。 - アンテナの状態を確認する
自然災害の影響で、向きがずれたり曲がったりしていませんか。
屋根にあるアンテナは調整が難しく、危険なのでプロに任せるのがオススメです。 - テレビ自体の故障を疑う
アンテナのずれに心当たりがなかったり、配線に問題がなかったりした場合、テレビの故障を疑いましょう。
◯わからないことはプロに相談しよう
紹介した手順を試してもテレビが映らなかった場合、自分では何が原因かわからなかった場合はプロに相談してみましょう。アンテナケーブルの買い替えは家電屋さんに、テレビ本体のことはテレビのメーカーに、そしてそれ以外のトラブルは「アンテナ工事の専門業者」に聞くのがオススメです。
無料で相談に乗り、見積もりを作成してくれます。数々のトラブルを解決してきたプロなので、行き詰まったら頼ってみましょう!
E100(E101、E102)B-CASカードのエラー
E100:B-CASカードが未挿入です B-CASカードを正しく挿入してください
E101: ICカードが読み取れません
E102:このカードは使用できません
いずれもB-CASカードという、ケーブルテレビ視聴のためのカードの情報を正しく認識できていない状態のエラーです。
B-CASカードとは: ケーブルテレビを見るために必要なカードです。デジタル受信機の購入時についてくるカードで、テレビの背面に挿入して使います。 このカードがないと、番組の視聴や録画ができなくなってしまいます。 |
これらのエラーコードの対処法は以下の2つです!
- 正しいB-CASカードを挿入する・抜き差しする
B-CASカードが入っていない、違うカードが入っている、うまく読み込めていないことが考えられます。カードを確認してみましょう! - カードのICチップを柔らかい布で拭く
カードのICチップ部分に傷や汚れがついている可能性があります。メガネ拭きなどの柔らかい布でICチップの部分を拭いてみましょう。
この2つで直らないときは、電源の再起動やアンテナケーブルの確認も試してみてください。それでも直らないときは、一度アンテナ工事専門のプロに相談しましょう。
エラーコード以外のテレビのトラブルが起きたら
エラーコードが出ないテレビのトラブルで多いものが以下の6つです。
それぞれの項目をクリックすると、すぐに対処法に飛びます。
テレビが完全に真っ暗 特定のチャンネルだけ映らない 音は聞こえるけど映像が映らない 映像は映るけど音が聞こえない 映像は映らないけど番組表は映る 画面にノイズが入る 急に映らなくなった |
テレビが完全に真っ暗
「テレビが真っ暗で何も映らない!」そんな時に考えられる原因と対処法はこちらです。
- 入力切換が間違っている
再度入力切り替えを試してみましょう。 - ケーブルの接続に問題がある
アンテナケーブルの抜け緩みや接続の間違い、ケーブル自体の損傷がないか確認しましょう。 - テレビ自体の故障や寿命
ケーブルに問題がない場合、テレビ本体の故障を疑いましょう。
お使いのテレビのメーカーに問い合わせてみるのをオススメします。
特定のチャンネルだけ映らない
「◯チャンネルだけ映らない!」そんな時、考えられる原因と対処法はこちらです。
- 映らないチャンネルだけアンテナレベルが弱いor強すぎる
アンテナレベルとは、受信している電波の質を表す数値で、この数値を見ながらアンテナの向きを調節します。アンテナレベルは、テレビのリモコンから確認します。例)シャープの場合
[ホーム]▶︎[設定]▶︎[テレビ放送設定]▶︎[アンテナ設定]▶︎[電源・受信強度表示]※テレビによって異なるので、詳しくはお使いのテレビの説明書をご覧ください。
アンテナレベルの目安は、BS・CSだと50以上です。
地デジの場合は、メーカーによって異なっています。パナソニック 44以上 シャープ 60以上 三菱 50以上 東芝 22以上 日立 60以上 ソニー 緑色(数値ではなく色で表示) - 他の機器(レコーダーや分配器、ブースターなど)との接続に問題がある
それぞれの機器をつなぐ線が緩んでいないか、損傷がないか確認しましょう。
レコーダーなどを外して接続してみて、正常に映った場合、レコーダーに異常があることも考えられます。 - お住まいの地域が正しく設定されていない
地域設定とチャンネルスキャンを試してみましょう!
これもテレビのリモコンから確認します。地域設定
例)シャープの場合
[メニュー]▶︎[本体設定]▶︎[地域設定]▶︎[地域選択]&[郵便番号設定]チャンネルスキャン
例)シャープの場合
[ホーム]▶︎[設定]▶︎[テレビ放送設定]▶︎[チャンネル設定]▶︎[地上デジタル]▶︎ [地上デジタルー追加]メーカーや機種によって異なりますので、詳しくは説明書やメーカーのサイトをご覧ください!
- アンテナがそのチャンネルに対応していない
アンテナが地デジに対応していない可能性があります。アンテナは全域用、LM帯域用、MH帯用に分かれているのですが、映らないときは全域用に変える必要があるかもしれません。
ここまで試してみたら、一度プロに相談するのがオススメです。
音は聞こえるけど映像が映らない
「音は聞こえるけど、映像が映らない!」そんな時考えられる原因と対処法はこちらです。
- アンテナケーブルの接続不良
ケーブルの抜け落ちや接続の間違い、ケーブル本体の損傷がないか確認しましょう。 - ネットワークサービスやデータ放送の影響で内部処理に時間がかかっている
電源を切ってテレビを再起動してみましょう。
また、ソフトウェアのアップデートを確認してみましょう。 - HDMI端子とD端子を両方挿している
テレビに何か新しい端子を接続していませんか?HDMI端子とD端子を両方接続した場合、D端子では映像が出力できないこともあります。 - テレビの基盤が故障している
1〜3を試して映像が映らなかった場合、テレビの基盤の故障が考えられます。お使いのメーカーに問い合わせてみましょう。
映像は映るけど音が聞こえない
「映像は映るけど、音声が聞こえない!」
このトラブルはレコーダーとつないだときに起こることも多いです。
考えられる原因と対処法は以下の通りです。
- テレビの音量が0または消音になっている
リモコンの音量ボタンから確認できます。 - レコーダーとつないでいる場合、配線に異常がある
配線の抜け落ち、損傷がないか確認しましょう。 - レコーダーの音声設定が原因
レコーダーの音声設定を確認してみましょう。リモコンの設定ボタンから【音声設定】を選び、【HDMI音声出力】の接続機器の設定が合っているか見て見ましょう。詳しくはお使いのレコーダーの説明書をご覧ください。 - 改善しない場合はレコーダーを再起動してみる
一度レコーダーの電源を切って、1,2 分置いて再起動してみましょう。
映像は映らないけど番組表は映る
「番組は見られないのに、番組表だけ映るのはどうして?」
考えられるのはチャンネル設定がされていないことです。
チャンネル設定はテレビのリモコンで行います。
例)シャープの場合 [メニュー]▶︎[本体設定]▶︎[チャンネル設定]▶︎[地上デジタル]▶︎[地上デジタルー自動] |
メーカーや機種によって異なりますので、詳しくは説明書やメーカーのサイトをご覧ください!
ノイズが入る
「画面にノイズが入って見づらい!」そんな時に考えられる原因と対処法はこちらです。
- アンテナケーブルの接続不良
ケーブル本体の損傷がないか確認してみましょう。また、抜けゆるみがないか、テレビ裏の端子を挿す場所が合っているかも確認してみましょう。 - アンテナレベルが弱いor強すぎる
アンテナレベルをテレビのリモコンから確認してみましょう!例)シャープの場合
[ホーム]▶︎[設定]▶︎[テレビ放送設定]▶︎[アンテナ設定]▶︎[電源・受信強度表示]※テレビによって異なるので、詳しくはお使いのテレビの説明書をご覧ください。
アンテナレベルの目安は、BS・CSだと50以上です。地デジの場合は、メーカーによって異なっています。
アンテナレベルが低い場合は、テレビの再起動や、ケーブルの接続の確認、ケーブルの交換などを試してみましょう。
アンテナレベルが強すぎる場合は、アッテネーターの設定をONにしてみましょう。リモコンから設定できます。例)シャープの場合
[ホーム]▶︎[設定]▶︎[放送視聴設定]▶︎[地上デジタル]▶︎[アッテネーター設定]▶︎[入] - 700MHz電波障害が起こっている
700MHz(メガヘルツ)受信障害とは:
元々テレビで使われていた周波数帯を携帯電話で利用することで、テレビの受信に影響が出てしまう受信障害です。
2011年にアナログ放送から地上デジタル放送に移行したことで、電波帯に空きができました(700MHz帯)。その電波帯を携帯電話で使おう!というのが700MHz利用推進協会の動きです。
いい動きではあるのですが、この電波を携帯電話で使用すると、テレビの電波帯に近いため、テレビの受信に影響が出てしまうことがあるんです。
受信障害が予想される地域には、あらかじめ700MHz利用推進協会からのチラシが投函されているはずです。何か障害が起きた時は、無料で対策作業をしてくれますので、一度コールセンターに連絡してみましょう!
※2021年7月時点では、新型コロナウイルスのため作業を行っていません。
急に映らなくなった
「昨日まで映っていたのに、急に見られなくなった!」
そんな時に考えられる原因と対処法はこちらです。
- 台風や地震でアンテナがずれてしまった
悪天候の場合、アンテナのずれが考えられます。その場合、自分で調節するか、業者に頼むかの2択になりますが、私としては業者に頼むのをおすすめします!というのも、アンテナが屋根の上にある場合、高所で危ないのはもちろん、やはり素人なので直してもすぐに傾いてしまったり、調節に時間がかかったりととにかく骨が折れるんです。
自分でやってみて、万が一怪我でもしたら大変なので、こればかりは安全で確実なプロにお願いするのがいいでしょう。 - 電波の方向でクレーンが稼働した
アンテナの向く方向で大きなクレーンが稼働したときも、電波に影響が出てしまいます。
工事の影響なら、近所の人にも同じ症状が出ているかもしれないので、近くの家の人にも聞いてみましょう。
その後必要に応じて、お住まいの地域の自治体に相談してみてください。 - 急に消えた場合はテレビのタイマー機能も疑ってみる
テレビが急に消えた場合、テレビのタイマー機能が働いた可能性もあります。この場合は、その後通常通り電源を入れれば映るため問題はありません。とは言っても急に消えると驚いてしまいますよね。「操作しないまま◯時間」や「視聴予約した番組が終了したら」などテレビによって消える基準がありますので、取扱説明書で確認しておくと安心です。
自分で判断や修理が難しいときは、業者さんにお願いしましょう!
ここまで状況ごとに原因と対処法を見てきましたが、自分では原因の判断が難しいときや、高所での作業を伴うような場合には、業者に頼むのをおすすめします。
[症状別] 相談する相手まとめ
業者に頼むと言っても、どこに相談したらよいのか悩みますよね。
トラブルごとに相談してみる相手をまとめたので、ぜひ参考にしてください!
症状例 | 相談先 | |
テレビの故障 |
|
お使いのテレビのメーカー |
アンテナケーブルの交換 |
|
家電量販店 |
アンテナの調整 |
|
アンテナ工事専門業者 |
アンテナレベルの改善 |
|
アンテナ工事専門業者 |
その他のトラブル |
|
アンテナ工事専門業者 |
※マンションやアパートにお住まいの方は、まずは管理人やオーナーの方に連絡してください!
業者に頼むときの費用は?
業者に頼むとなると、気になるのが費用ですよね。
修理費用ははっきりと「これはいくらです」と決まっているわけではないんです。
業者のホームページでも、「〇〇円〜」と最安値の紹介にとどまります。
というのも、費用は、その最安値に屋根の高さや角度、アンテナの損傷具合や追加の機器の有無などを考慮した金額が上乗せされて決まっているのです。そのため「いくら」と言い切れないんですね。
ここで紹介するものは、いくつかネットのアンテナ修理専門業者が相場として挙げているものをまとめたものです。専門の業者のデータとはいえあくまでも「相場」なので、これより高くついてしまった場合はご了承ください。
アンテナの向き調整 | 5,000~15,000 |
倒れたアンテナの再設置 | 10,000~15,000 |
アンテナの撤去 | 6,500~20,000 |
撤去+新しいアンテナの設置 | 15,000~70,000 |
ブースターの設置 | 10,000~18,000 |
作業時間は角度調整などは30分〜、交換してテレビの映りを確認して、となるものは1時間〜3時間程度かかります。
いい業者の選び方
「よし!業者さんにお願いしよう!でも業者さんはたくさんあるし、どこを選べばいいんだろう?」
アンテナ修理を頼めるのは、家電量販店、ホームセンター、個人経営の電気屋さん、ネットのアンテナ工事専門業者などです。
この中でオススメなのは、ネットのアンテナ工事専門業者です!
オススメの理由は2つあります!
- 仲介手数料がかからないため比較的安い
- 専門ゆえのノウハウがある
安い▷
ネットのアンテナ専門業者は、仲介手数料がかからないのでその分費用が抑えられています。家電量販店やホームセンターの場合、作業はそこで働くスタッフではなく外部の業者にお願いすることが多いので、仲介手数料がかかり、費用が高めになってしまうんです。
ノウハウ▷
アンテナもたまに見る、という電気屋さんよりも、アンテナのことを専門として毎日見ているアンテナ専門業者の方が、さまざまなケースを知っています。専門知識と経験の多さは、アンテナ専門業者が一番です。
また、町の電気屋さんの場合、高齢の方だと高所での作業ができないこともあるので、ネットのアンテナ専門業者の方が確実です。
ここであえてネットの専門業者のデメリットを挙げるとすれば、ネットであまり聞いたことのない会社に修理を依頼する不安感があると思います。
大手家電量販店や、町の電気屋さんの方が安心して話せる、という方もいるかもしれませんが、ネットでもしっかり調べて信頼できるところにお願いすれば大丈夫です!
以下では、ネットのいいアンテナ工事業者の選び方をご紹介します。
ネットのアンテナ工事専門業者の中での選び方
「テレビやアンテナは早く直して欲しいけど、ぼったくられたくない!」
決して安い出費ではないアンテナ修理。しっかり納得して修理をお願いしたいですよね。
費用を抑えて、かつ満足できる仕上がりにしてくれる業者を見極めるためには、5つのポイントがあります。
「出張費」というのは、現地見積もりをした後に工事をお願いしないとかかってしまうお金のことです。複数の業者で見積もりを取るときは、この「出張費」がかからない業者にお願いしましょう!
見積もりや作業内容の詳細については、アンテナに知識がない側からしたら少し難しいかもしれません。でも、「どうせわからないだろう」と適当に説明されるより、こちらがわかるように修理が必要なところや、費用の内訳を詳しく説明してくれる業者の方が信頼できると思いませんか?
不要な費用を払わなくていいように、納得できるまで話を聞きましょう。
最後に、これら5つのポイントを満たす、私のオススメのアンテナ工事業者を紹介させていただきます。
- 問い合わせ〜施工が最短1日という素早さ
- 見積もり無料で見積もり後のキャンセルも可能
- アフター保証付きで工事後も安心
などなど非常に魅力的で安心感のある業者なんです。
実際の施工の様子もみんなの工事屋さんのサイト内で紹介されているので、作業をお願いする前にイメージをもつこともできます。
早く、かつ費用を抑えて直したい!という方はぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
ここまで、トラブルごとの対処法や、業者に頼むポイントを見てきましたがいかがでしたか?
やっぱりテレビやアンテナは難しい…と思う方もいるかもしれませんが、
まずは電源を切って再起動、次にアンテナケーブルの確認、とひとつずつ試していただけたら幸いです。
テレビが見られない生活は、楽しみがひとつ減ってしまったみたいで寂しいですよね。
少しでも早くみなさんのお家のテレビが復活することを祈っています!
それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!