コウモリ駆除に効果があるのは「忌避剤」だけ?家に寄り付くコウモリを正しく追い払う方法

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コウモリ

家にコウモリが寄り付くと糞の掃除をしなくてはならないので大変ですよね。できれば速やかに追い払いたいものです。

けれども「具体的にどうやって追い払うのが1番いいのかがわからない」、「何を使うのが効果的なの?」とお困りの方も多いのではないでしょうか。

今回は「家に寄り付くコウモリを正しく追い払う方法」についてまとめてみました。

コウモリ駆除、どんな手を使ってもいい?

悩む女性

コウモリが家に寄り付いた場合、どんな手を使ってでも駆除したくなりますよね。けれどもコウモリは虫をたくさん食べてくれる益獣としての顔も持つため、鳥獣保護法によって守られています。そのためコウモリを捕まえたり殺処分したりすることはできません。

もしもコウモリが寄り付いてしまったり棲み着いてしまったりした場合は、傷つけずに追い出す方法を取る必要があります。

コウモリ駆除にもっとも効果があるのは「忌避剤」だった

コウモリ駆除にはさまざまな方法がありますが、もっとも効果があるのは「忌避剤」を使った方法です。

忌避剤は駆除したい動物が嫌がるニオイや味の薬剤を使って、その動物を追い払うものです。コウモリはナフタレンのニオイや、ハッカなどのハーブ系のニオイを嫌うため、これらのニオイを使った忌避剤がコウモリ駆除にはもっとも適しています。

忌避剤はコウモリの嫌がるニオイを発することで追い払うことができるため、コウモリを傷つけることはありません。ハッカ油を原料とした忌避剤はネコにとって毒となるため、ネコを飼っている場合は避けた方がいいのですが、そうでなければ初心者でも使いやすい方法と言えるでしょう。

他のグッズでも効果はあるの?

一般的に蚊取り線香を使う方法やCD・DVDの光反射を利用した方法がコウモリ駆除に効くとされています。けれども実はそれらのグッズの効果は忌避剤に比べると劣るため、効果があったとしても薄いと考えておいた方がいいでしょう。

軒下などにやってくるコウモリに行う対策

夜になるとコウモリがやってくるという場合は、家がコウモリの休憩場所になっている可能性があります。そして、コウモリにとって居心地がよく、屋内に侵入できる隙間があれば、いつ休憩場所から棲み家になってもおかしくないのです。「夜だけなら…」と安心せず、きちんとした対策を取るべきです。

軒下や戸袋などにやってくるコウモリは、忌避剤を使用して追い払いましょう。

狭い場所に棲み着いているコウモリには、スプレータイプの忌避剤がオススメ!

スプレーから出る薬剤

忌避剤にはスプレータイプやジェルタイプなどさまざまな形態があり、使用したい場所や用途に応じて使い分けることでもっとも効率よくコウモリを追い払うことができます。

軒下や戸袋の中など狭い場所に棲み着いているコウモリには、スプレータイプの忌避剤がオススメです。スプレータイプの忌避剤は、使用したい場所にピンポイントに使用できる上、即効性があるので直接コウモリを追い出すことができます。

スプレータイプでオススメなのが「コウモリ忌避スプレー スーパーコウモリジェット(1,401円)」です。強力なハッカ臭でコウモリを追い出します。コウモリの棲み着いている場所に、1㎡あたり2~3秒の割合で噴霧するだけなので、誰でも簡単に使用することができます。有効成分が天然香料なので、安全性が高いというメリットもあります。

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コウモリがくるのが夜だったら休憩場所になっているかも!?

コウモリが家に完全に棲み着いているわけではないけれど、夜になるとコウモリが出没する…という場合、コウモリの休憩場所になっている可能性があります。

コウモリは夜行性なので、夜になると巣から出てエサを食べ、休憩してはエサを食べ、を繰り返します。この時の休憩場所となっている可能性が高く、この休憩場所のことをナイトルーストと呼びます。

ねぐらになっているわけではないから安心…ということではありません。1度ナイトルーストとして選ばれると、毎晩のようにコウモリが集団でやってくることもあります。そして休憩している間に糞もするので、結局、たちが悪いことに変わりはありません。

自分の家がナイトルーストになってしまったら、忌避スプレーやジェルでコウモリを追い払いましょう。ジェルタイプのものは、専用の容器に忌避剤を入れ、コウモリのナイトルースト辺りにぶら下げるだけなのでお手軽に使用できます。

屋根裏のコウモリは燻煙タイプの忌避剤を使うのがオススメ!

下から発生する煙

軒下や戸袋ではなく屋根裏などの広い場所にコウモリが棲み着いてしまった場合、スプレータイプではカバーしきれないため困ってしまいますよね。

屋根裏のコウモリには燻煙剤タイプの忌避剤を使用することをオススメします。

燻煙剤とスプレータイプの忌避剤のちがい

忌避剤にはスプレータイプやジェルタイプの他に燻煙するタイプのものがあります。燻煙剤は煙を出して空間に充満させることによってコウモリを追い出します。

スプレータイプはピンポイントに忌避できますが、広い範囲をカバーすることはできません。一方で燻煙剤タイプのものは広い範囲にも使用することができるので、屋根裏などある程度スペースの広い場所に使用するのに適しています。

燻煙剤、オススメはコレ!

コウモリ駆除にはハッカを主成分とした燻煙剤を使用しましょう。空間の広さに見合った量の燻煙剤を使用することが駆除のポイントです。忌避剤の量が足りないと、コウモリを追い出す効果が弱くなってしまうので注意が必要です。

コウモリ駆除の燻煙剤でオススメなのが、「ネズミ一発退場(648円)」です。ネズミ駆除用とありますが、コウモリの苦手とするハッカ油を主成分とするのでコウモリにも有効です。水を使って成分を拡散させるので、安全に使用することができます。煙が小さな隙間など隅々にまで行き届き、かげにひそむコウモリを追い出します。

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ワンプッシュで簡単に作動させることができる「ネズミ忌避スモークW(713円)」は、初心者でもお手軽に使用することができます。植物性天然ハッカを使用しているので、コウモリにも効果があります。燻煙タイプですが煙は出ません。糞尿の消臭効果もあるので、ニオイに悩まされている場合にもオススメです。

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コウモリを追い出した後の対策

コウモリを無事に追い出すことができても油断は禁物です。なぜならコウモリには帰巣本能があるため、同じ場所に戻ってくる可能性が高いからです。

コウモリを追い出した後の対策もきちんと取り、被害の再発を防ぎましょう。

コウモリの侵入経路を塞ぐ

立入禁止

コウモリ被害が再発しないよう、コウモリの侵入経路を塞ぐ必要があります。

コウモリは1.5cmの隙間があれば侵入することができてしまいます。コウモリの侵入口だった場所はもちろん、1.5cm以上の隙間は金網などで全て塞ぎましょう。

完全に塞いでも構わない細い隙間にはパテを使い、換気口など空気の通り道をそのままにしておきたい場所は金網やパンチングメタル(穴の開いた金属などの板)を使って隙間を塞ぎます。塞ぎたい範囲が広い場合は防鳥ネットなどを使用します。

他にも固形の忌避剤を侵入口付近に置く、エサとなる虫を寄り付かせないようにLED電球に変える、草刈りをこまめにするなどといった方法も再発防止には有効です。

まとめ

家に寄り付くコウモリを正しく追い払う方法についてまとめてみました。 居心地のいい家づくりは大切ですが、コウモリにとっても居心地がいいと思われるのは勘弁ですよね。

この記事のポイントとして押さえてほしいのは以下の3点です。

  • コウモリを追い払うには駆除剤を使うのが有効である。
  • 夜だけコウモリが現れる場合は、コウモリの休憩場所(ナイトルースト)になっている可能性がある。
  • 狭い場所にはスプレータイプ、広い範囲には燻煙剤タイプの駆除剤を使用する。

以上のポイントを押さえ、ナイトルーストや棲息場所にならないよう、追い出した後の対策もしっかりと取りましょう。