「天井からポタポタと水が垂れてくる…」
そんな突然の雨漏りをどう対処すべきか分からず、お困りではありませんか?
私も以前、雨漏り被害に合った際に、どう対処すればいいのか分からず、
修理どころか応急処置まで先延ばしにして、被害を悪化させてしまった経験があります。
…あの時のことはもう、後悔しかありません;;
雨漏り修理では、被害に気がついたらできるだけ早く応急処置を行い、被害が広がることを抑えることが大切です。
そのためには、きちんと雨漏りの原因を特定して、適切な対処を行う必要があります…!
そこで今回は、
- 【場所別】雨漏りの発生原因
- 雨漏りの応急処置法
- 無料で雨漏り修理ができるケースについて
- 雨漏り修理の費用相場
- 業者をえらびで注意すべきポイント
こちらについて、くわしく解説していきます。
ここで正しい雨漏りの対処方法を確認して、確実に雨漏りを止めましょう…!
ぜひ最後までお付き合いいただければ嬉しいです!
目次
まずは雨漏りの原因を特定しよう!
雨漏りは、経年劣化や強風などの影響で、外観に備え付けられたパーツが破損することで発生するものです。
そのため、雨漏りを修理を行う際は、原因となる場所を確実に探し出すことがもっとも重要になります。
まずは、雨漏りが発生しやすい場所をチェックしていきましょう!
【場所別】雨漏りの発生原因まとめ
雨漏りが発生しやすいのは、屋根・外壁・ベランダの三箇所です。
中でも屋根は、雨風から家を守るためにさまざまなパーツが設置されているので、雨漏りの影響を受けやすい部分だと言えます。
では、各場所ごとに、どんな場所が雨漏り被害の発生元になりやすいのか…それぞれ一箇所ずつ、説明していきますね!
【屋根】
屋根に雨漏りの原因がある場合、屋根材のひび割れ・棟板金の破損が主な雨漏り発生の原因となります。
とくに「棟板金」というパーツは、屋根の一番高い部分にあるため、雨漏りの発生元にもなりやすい場所です。
またそれ以外にも、水切りの破損・雨樋の汚れづまり・天窓のコーキングの劣化などが、雨漏りの原因となっています。
水切りの破損や雨樋の汚れづまりが起きると、雨水がうまく流れなくなり、ベランダや外壁にまで雨漏りの影響が及ぶことになってしまいます。
雨漏りに気がついたら、できるだけ早めに対処するのがおすすめです…!
【外壁】
外壁に雨漏りの原因がある場合、壁材のひび割れ・シーリングの劣化・窓枠のゴムの劣化などが主な雨漏り発生の原因となります。
壁材のひび割れは、屋根やベランダからの雨漏りの二次被害で発生することもあります。
「外壁のひび割れを直したのに、また雨漏りが再発した…!」なんてときは、屋根やベランダをチェックしてみるといいかも。
【ベランダ】
ベランダに雨漏りの原因がある場合、排水口の汚れづまり・笠木の破損・壁や床の劣化などが主な雨漏り発生の原因となります。
中でも「笠木」というパーツが破損してしまうと、壁に直接雨水の負荷がかかることになり、外壁のひび割れにつながることがあります。
そうならないためにも、ベランダからの雨漏りは、できるだけ早めに対処することをおすすめします。
自力で出来る!雨漏りの応急処置法
雨漏りの被害は、日を追うごとに状況が悪化していきます。
被害の悪化を防ぐためにも、まずは雨漏りの応急処置を行っていきましょう!
【天井からの雨漏り】バケツで床の浸水を防ぐ
雨漏りの初期症状にありがちな、天井からの雨漏り…!
まずはじめに行うこととしてあげられるのが、バケツで水を受け止める、という対策です!
これはみなさん、実践されている方も多いのではないでしょうか?
でも実は、ただバケツを置いておくだけだと、
「バケツから水が飛び跳ねて、まわりが水浸しになってしまった…!」
なんてことにもなりかねません。
そうならないためには、バケツを設置する前に、
- ブルーシートをひく
- バケツの中に雑巾を複数枚いれる
などといった対策をするのがおすすめです!これで床の浸水を予防しておきましょう◎
【窓枠サッシ】雑巾・ダンボールで水を吸い取る
窓枠サッシからの雨漏りは、雑巾などを使ってこまめに水を吸い取ることがとっても重要です!
しかし、もっと簡単な方法として、
「窓枠にダンボールを立てかけて水を吸い取る」という方法があります!
方法はとっても簡単で、
断面がギザギザでひだのようになっている方を下にして、窓枠にたてかけるだけでOK!
これさえしておけば、雨水の影響が広がることもないはずですよ!
【屋根】ブルーシートで全体をおおう
雨漏りの原因が屋根にあるとわかっている場合は、業者が修理に入るまでの間、屋根をブルーシートで保護するのがおすすめです。
しかし、高所の屋根の上にブルーシートをかけるにあたっては、いくつか注意点があります。
- 天気のいい日を選ぶ
- 最低2人以上で作業を行う
- すべらない靴・長袖・長ズボンの着用
屋根の上での作業は、かなりの危険が伴います。
応急処置であっても業者に依頼するのがおすすめですが、もし自分でやるとしたら、注意点をしっかり守って作業を行いましょう!
屋根にブルーシートをかけることができたら最後に、ブルーシートが風でとばないように土嚢袋で重しをします。
これで、修理までの間に雨が降っても安心ですよ!
「どんな土嚢袋を使えばよいのか?」といった詳細は、以下の記事でくわしく説明しています。
自分で屋根の応急処置を行いたい!という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【コーキングの劣化】コーキング補修を行う
コーキングの劣化が原因で発生する雨漏りの場合は、道具を揃えれば自分で対処することもできます!
【必要な道具】
- カッターかペンチ
- マスキングテープ
- プライマー(下塗り材)
- コーキング剤
- コーキングガン
- ヘラ
【手順】
- カッター・ペンチで既存のコーキング材を剥がす
- コーキング材がはみ出さないよう、周囲をテープで養生する
- プライマー(下塗り材)を塗る
- テープの間に、コーキング材を挿入する
- ヘラでコーキング材を均一にならす
- テープを剥がしてコーキング材を乾かす
しかし実際、素人がコーキング材を扱うのはかなり難しく、きれいな状態に整えるのは至難の業。
材料にもさまざまな種類があり、場所によって向き・不向きがあるので、材料選びも重要になってきます。
「まずは自分でやってみたい!」という方は、以下の記事でコーキング材の選び方・やり方を説明しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
業者に依頼する前に知っておくべきポイント
「雨漏りを自分で対処するのって、なんだか大変そう…」
「やっぱり、業者に依頼しないとダメなのかな…?」
いまの段階だと、自分で対処するか、業者に依頼するか、迷っている人も多いと思います。
業者に依頼すればきちんと作業してもらえるとはわかっていても、やっぱりかかる費用は安いにこしたことはないですよね;;
でも、ちょっとまってください!
そんなあなたにぜひ、知っていただきたいことがあるんです…!
自然災害の影響なら、火災保険が使えるかも!
雨漏りは、家の経年劣化や自然災害によって発生するものだとお伝えしていましたね。
そして実は、雨漏りの原因が台風や強風雨などによるものだった場合、住宅の火災保険で修理費用をまかなうことができるんです!
とはいえ、火災保険を適用になるかどうか…という部分はかなり厳しい基準があります。
自分が加入している保険で、適用の対象になるかどうか…という部分はしっかり確認しておく必要がありますよ!
中には、20万円以上の作業が必要になる場合のみ、保険適応対象、ということもあるようです。
また、火災保険を適用するためには「風災被害で雨漏り修理が必要な状況になり、3年以内に申請すること」が共通の条件になっています。
いまの状況で、条件を満たしているかどうか、きちんと確認しておきましょう。
築10年未満の物件で雨漏りする場合は、施工会社に相談しよう
雨漏りは築20年以上の物件で発生することがほとんどです。
もし仮に築10年以内の物件で雨漏りしている場合は、家を建てた業者の施工ミスで雨漏りしている可能性があります…!
築10年以内の物件で雨漏りがしてくる場合は、法律によって、施工した業者で無償修理することが定められています。
「建てたばかりなのにどうして雨漏り…?」なんて悲しんでいる人は涙を拭いてください…!
施工会社に連絡すれば、無償で修理してもらえますよ!
しかし、ここで注意したいのが、施工業者は雨漏り修理業者とはちがう、ということ。
施工業者は家をたてるプロなので、雨漏りの知識があまりない…というケースもあるんです;;
実際に、「建てたばかりの家から雨漏りしてきたので、施工業者に修理を依頼したけど、全然雨漏りがよくならない…!」という人を何人か見てきました。
ひっそりと、タダより高いものはないんだなぁ…なんて、思ったりしています…。
しかしそれでも、自分で修理するよりは安全で確実なことにはちがいありません。
施工業者に頼むにしても、自分で業者を探すにしても、自分が納得して信頼できる業者を選ぶことが大切です。
自分の後悔がないよう、信頼できる業者を見つけてくださいね!
雨漏り修理は専門業者への依頼がおすすめ!
さきほどもお伝えしたように、雨漏り修理は「雨漏り修理の専門業者」に依頼するのがおすすめです。
では、雨漏り修理の専門業者に依頼するメリットにはどんなものがあるのか、くわしく説明していきますね!
雨漏りは原因の特定が非常にむずかしい
雨漏りが発生する原因は、一箇所だけとは限りません。とくに経年劣化によって起こる雨漏りだった場合は、家のいたるところに雨漏りの原因が潜んでいます…!
目で見てわかる症状があれば良いですが、雨水の影響がどこまで進行しているのか、という部分は素人の目で見ただけでは判断できません。
そこで役立つのが、雨漏り修理業者が行う「雨漏り調査」です!
業者が行う専門の調査では、目で見て原因を探る「目視調査」以外にも、
- 雨漏りしやすい場所に水を撒き、雨漏り箇所を調べる
「散水調査」 - 紫外線を当てると発光する特殊な液体を使って雨漏りを特定する
「発光液調査」 - 赤外線カメラを使い、温度変化をチェックして雨漏り箇所を特定する
「赤外線サーモグラフィー調査」
など、さまざまな方法を使い分けています。
業者はこれらの調査を通して、雨漏りの原因を突き止め、必要な対策を行ってくれます◎
これなら再発の心配もなさそうですね!
自力での補修は失敗と再発のリスクがつきもの
雨漏り修理を行うには、雨漏りの原因を正確に特定することがもっとも大切です。
原因がわからない状態で修理を行っても、雨漏りが解消されなかったり、水の流れが変化してまた新たな被害が発生する危険性があります。
そのため、むやみやたらにコーキングなどの作業を行うことはおすすめできません;
雨漏りの原因が特定できている場合でも、やはり素人が行う作業と、プロが行う作業には天と地ほどの差があります。
しかも、被害が再発した際に、また1から作業をするのもかなりの手間がかかってしまいます;
その点、腕がたつ雨漏り修理の専門業者なら「再発保証」を設けていることがあります。
再発保証があれば、仮にもし被害が再発しても、無償で補修を行ってくれるので安心して任せられますよ◎
自力での作業には危険が伴うことも…!
雨漏りは、屋根の上などの高所で発生することが多いので、作業には危険が伴います。大半の人は、屋根の上にあがっても、作業どころではなくなってしまうのが現実です…
自力での補修は失敗のリスクも高いので、むりせず業者に任せることをおすすめします。
業者にまかせておけば、調査・応急処置・修理、全部まかせてOKです!
作業に失敗するリスクや危険と直面する必要もないので、安心ですね♫
雨漏り修理の費用相場について
実際に、雨漏り修理を業者に依頼するといくらくらいかかるのか、気になりますよね。
業者に依頼したいけど、費用のことが気になって依頼に踏み出せない…!という人もいると思うので、おおまかな目安をまとめてみました。
調査にかかる費用
目視調査 | 0~3万円 (※無料調査を実施している業者もあります) |
散水調査 | 3~20万円 |
発光液調査 | 10~25万円 |
赤外線サーモグラフィ調査 | 10~35万円 |
作業にかかる費用目安
屋根 | 一部補修 | 20~50万円 |
屋根材の撤去・全体交換 | 60~200万円 | |
外壁 | 外壁塗装 | 60~150万円 |
コーキング・ひび割れ補修 | 5~10万円 | |
外壁塗装+コーキング | 100~200万円 | |
外壁の張り替え・重ね張り | 120~300万円 | |
ベランダ (10㎡未満) | 基本補修 | 5~10万円 |
下地補修 | 20~30万円 | |
防水コーキング | 5~20万円 | |
窓 | 窓枠コーキング+枠補修 | 3~25万円 |
天窓撤去・交換 | 20~90万円 |
雨漏り修理は、被害が発生した場所や状況によって必要な作業が異なります。
状況によっては部分的な補修で済むこともあるため、正確な費用を知るためには、一度現地で状況を確認してもらうのが一番です!
『みんなの雨漏り修理屋さん』という業者なら、現地での見積もりも無料で実施しています。全国どこでも対応してくれるので、ぜひ一度相談してみてくださいね!
業者を選ぶ際に、注意すべきポイント
数多くある業者の中には、きちんとした調査をせずに粗悪な作業をしたり、とんでもない価格を提示してくる、といった悪質な業者が存在しています。
業者に頼めば適切な対処をしてもらえる、というのも、信頼のおける業者に依頼してのことです。
悪質な業者にだまされないためには、いい業者・わるい業者を見分けるポイントを抑えておく必要がありますよ!
①現地での見積もり調査を実施してない
雨漏りの原因特定は、現地での調査が必須になります。
しかも、どれだけの調査が必要になるのか…というのも状況によって変わるので、現地での調査を行わない!という業者はあまり信用できません…。
いまは無料見積もりを実施している業者も多いので、無料見積もりで現地の状況を見てもらい、話しを聞いてもらうのが一番です。
②見積もりの内容が一式でまとまっていて、わかりにくい
見積もり内容が「屋根の雨漏り修理」というように一式になっている場合は、必要以上の金額を請求されている可能性があります。
作業内容が不明確な見積もりを出された場合は、注意しましょう。
③見積もりの当日に、契約書をかわさず施工をしようとする
簡単な一部補修であればその日に作業を行うこともできますが、基本的に見積もりをした日に作業を行うことはほとんどありません。
作業を行う場合は、見積もり額・契約書への同意が必要になります。それらを省いて施工しようとする業者には、修理を依頼しないことが懸命です。
④前金回収があり、契約してから着工までに長い期間が空く
雨漏り修理の実施日がかなり先、なおかつ前金の回収が発生する場合は、「詐欺」である可能性も考えられます。
見積もりをとった業者が本当に信頼できる業者なのかどうか、その他の項目と照らし合わせて確認するようにしましょう。
⑤値引き額が10万以上と幅広すぎる
契約時の金額が、最初にとった見積もりから10万円以上の値引きが発生する場合、そもそも先に出された見積もりが適正額ではない可能性があります…!
見積もりの際に、的確な調査を行っていれば、高額の値引きが発生することもありえません。
あまりに高額の値引きがあった場合は、一度他業者との相見積もりをとってみると参考になるかもしれません。
もしあなたが見積もりを依頼している業者が、上記に当てはまるのなら、そのまま修理を依頼するのは危険です…!
安く済ませたいから…と言って、金額だけで業者を選んでしまうと痛い目に合うことになります。
ここまでにお伝えしたことをふまえて、信頼できる業者を選んでくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
雨漏りは確実に原因を特定して、場所ごとに適切な対処を行うことが大切です。
自力で行う補修では、雨漏りの被害を悪化させてしまうこともあるので、むりせず業者に依頼するのがおすすめですよ。この記事が、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!