コウモリは冬眠する?冬に動かないコウモリを見つけたときの対処法

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木にぶら下がるコウモリ

コウモリは家に住みつくことがあります。家に住みついて困ったことがある人も多いですよね。そして、特に注意したいのが外が寒くなってくる秋から冬にかけてです。

雨風をしのげて適度に温かい民家は、コウモリにとって居心地のよい場所だからです。そして、家に居座ったコウモリはそのまま冬眠に入ってしまうでしょう。

ここでは、冬眠中のコウモリの様子や駆除のコツについて紹介していきます。

動かないコウモリは冬眠中の可能性大!

コウモリは家の中でも動き回ります。コウモリの羽音に悩まされていたのに、突然コウモリの動きが感じられなくなったら、それは時期によっては冬眠している可能性があります。

コウモリが出て行ってくれた、おとなしくなってくれたと喜んではいけないのです。コウモリの冬眠は、11月頃〜3月頃までです。

そして、冬眠は温かくなりはじめる3月頃まで続きます。止まっているコウモリを見かけたときは、木や天井からぶら下がっているのが一般的です。

冬眠中も同じようにぶら下がって過ごすわけではなく、地面に体を縮めて丸くなっています。

野生のコウモリはあたたかく、雨風がしのげて人が寄り付かない洞窟などを冬眠場所として選びます。

しかし、市街地で生活するコウモリはその環境に近い屋根裏といった場所を冬眠場所に選びます。そして、寝ているだけなら大丈夫だろうと安心してはいけません。

それは、コウモリが冬眠前に交尾するからです。交尾した後翌年出産しますので、温かくなってからコウモリが大繁殖する危険性大なのです。

さらには、冬眠中だからといってずっと寝ているわけではありません。温かく天気の良い日は外に出てくることがあります。

そのときは、鳴き声や羽をばたつかせるなどしてうるさいです。

コウモリは冬眠中に駆除しちゃダメ!駆除に最適なのは春

冬眠中でも人間への危害が心配なコウモリ。早めに駆除するのが望ましいでしょう。しかし、冬眠時期は駆除が難しいのです。

冬眠中の駆除が難しい理由

本来コウモリが活動している時期は、コウモリを燻煙剤などで外に追い出して入り口をふさぐのが一般的な駆除方法です。

ところが、冬眠期間中はコウモリの反応が鈍くなっています。そのため、燻煙剤を使っても反応しないことがあるのです。

そして、さらなる被害が起こるリスクも高くなります。コウモリが出て行ったと思って、入り口をふさいでしまったとしましょう。

すると、閉じ込められたコウモリが家の中で死んでしまうことになります。コウモリの死体から発せられる異臭、死骸にむらがる害虫などでさらなる被害を引き起こすでしょう。

さまざまなリスクを考えると冬眠中の駆除は確実ではありません。

駆除に適した時期とは?

コウモリ駆除に適した時期は春です。それはコウモリが出産する前に駆除できるからです。コウモリは冬眠前に交尾をして、春に出産するのが一般的です。

そして4〜6月に出産準備、7〜8月に子育て、9〜10月に繁殖、11月〜3月に冬眠というのが一般的なサイクルです。

コウモリが出産してからだと、コウモリは子の世話に追われてあまり外出しなくなるでしょう。

また、外出したとしても子供を巣に残したままですので、親コウモリが出て行ったからといって入り口をふさいでしまうと大変です。

中で巣の中に閉じ込められた子供のコウモリが死んでしまうかもしれません。そして、コウモリは屋根裏など人の手に届かない場所に巣を作りますので、コウモリの子供が死んでしまっても、死体を見つけて取り除くのは難しいでしょう。このような理由から、出産前の4から6月に駆除するのが理想です。

冬眠中のコウモリ駆除は業者にお任せしよう

春の時期に駆除するのがベスト!とは言っても、春までずっとコウモリが住みついているのは何だか落ち着きませんよね。

「家にコウモリがいるなんて耐えられない…」という場合は、コウモリ駆除の専門業者にお任せするのが安心です。
業者に駆除をお願いすれば、作業完了を待っているだけでコウモリを追い出せます。

専門業者の中でも、みんなのコウモリ駆除屋さんという業者は再発保証付きで清掃なども行ってくれるのでオススメです。

無料で調査をしてくれるようですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

コウモリを許可なく捕獲することは禁止されている

コウモリは勝手に駆除してはいけないということを知っていますか?それは鳥獣保護法と呼ばれる法律で保護されているからです。

もしもそれを知らずにコウモリを駆除、育てたら大変です。鳥獣保護法に違反したとして、1年以下の懲役もしく100万円以下の罰金が科せられます。

コウモリを素手で触るのは危険!コウモリが持つ菌の影響

ペットで飼う人もいるほど、かわいらしい顔つきのコウモリです。しかし、素手で触るのは大変危険ですので絶対にやめてください。

コウモリの体は寄生虫や雑菌だらけ!

コウモリを素手で触ってはいけないのは、コウモリの体が雑菌だらけだからです。もしも、人間がコウモリの体に触れてしまったら、菌に感染してしまうリ危険性が高いです。

特に抵抗力が弱い小さい子供は、興味本位でコウモリを触りたくなるでしょう。大人でも危険なことがあるので、注意しましょう。

もしも、家の中にコウモリが入ってきたとしても、素手で捕まえようと思わないでください。

まとめ

コウモリ駆除を行う際に、抑えておいてほしいのは以下の3点です。

・コウモリ駆除は、コウモリが冬眠する時期を避けて行う
・許可なく殺傷・捕獲すると法律にふれる。忌避剤などを使って傷つけずに追い出す
・コウモリの体は菌だらけ。素手でさわらないように要注意!

誤った方法でコウモリを駆除しようとすると、被害が拡大してしまいます。

「冬眠の時期でもコウモリを追い出したい…」
そんな時はコウモリの専門業者を頼るのも一つの手段です。

安全にコウモリを追い出すためにも、検討してみてはいかがでしょうか。

正しい方法でコウモリを駆除して、被害が再発しないようにしてくださいね。